
緩みかけた手綱を結び直して。
■ベトナム消費者の8割が決済アプリを好む。
・最近のニュース、「ベトナム消費者の8割が決済アプリ(非接触型決済)を好み2024年1-10月期取引件数は前年同期比+57.5%増、取引額同+34.5%増加した」。
・米クレジットカード大手Visa調査結果は「ベトナムでは非接触型決済が普及しており、消費者の80.0%が決済アプリの利用を好み、68.0%がスマートフォンを決済端末にかざすタッチ決済を利用」している。
■消費者の信頼を得ている。
・「ベトナム人消費者の39.0%は高額取引であってもスマートフォンを使って決済することにしている。このことから、スマートフォンを使った決済ソリューションがセキュリティの安全性と利便性において消費者から信頼を得ている」事が分かる。
・また同社は「商業銀行や店舗などと協力し非接触型決済のエコシステムの拡大に努めている」事から今後増々決済アプリによる取引件数と取引額は増加していくだろう。
■いつも「大船」に乗っていた。
・余談、以前私の『note(現金を持ち歩かない日本人)』でも書き留めたが、ベトナムの暮らしの中で現金を持たず外出するベトナム人が多い事に気づかされるのだ。飲食店、ショッピング、路上販売等で食べ物、飲み物、商品購入時の決済は現金ではなく、スマホで支払いを完結するシーンを良く見かけ、また「消費者の80.0%が決済アプリの利用を好む」事から、ベトナムの都市部では既に当たり前の景色となった。
・今では私も大抵の買物はスマホで支払いを完結しており、その利便性を日々感じながらベトナムの暮らしを送っている。一方、昔の私は現金を持つたびに大した金額でもないのに「大船に乗ったつもり」になって有り金を全て消費する傾向があった。現在はほぼ現金を持ち歩かないものの、「スマホ=現金」という認識が染みつき始めており、時に昔のように「大船に乗っている」ような感覚に陥ることがある。その度に自分を戒め、緩みかけた手綱をしっかりと結び直している。