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淋しさは目抜き通りに溶込んで。

■レンタカー需要拡大。
・最近のニュース、「交通違反罰則強化でテト中『レンタカーやショーファーサービス』の需要拡大、利用料金高騰」。
・テトの季節ハノイ市では「レンタカーサービスが活況を呈している。しかし、運転手なしのレンタカーの料金高騰や交通違反の罰則強化に対する懸念から顧客の選択にも変化が見られる」。同市では「運転手なしのレンタカーニーズが急伸し、料金も平常時と比べて+40~100%上昇しており特に普通車の料金が高騰」している。

■サービス内容の幅が限定的。
・今年注目すべきは「多くの業者が管理負担の軽減などを目的に日単位では貸し出さず、テト休暇9日間を通してのパッケージ形式にしている」、また料金は「4~5人乗り普通車:6万2000~8万1000円、7人乗り:9万3000~11万2000円、スポーツ用多目的車(SUV)・高級車:15万5000~18万6000円、ビンファスト製電気自動車(EV):8万7000~10万6000円」等となる。
・交通違反罰則強化は「ちょっとした不注意で給料数ヶ月分が吹き飛ぶ可能性があり帰省は運転手付きのレンタカーを利用することにしました」と言う人々も多い。こうした背景から「運転手付き(ショーファーサービス)のレンタカーの料金も前年比で+30~40%上昇しハノイ市ではどの運転手付きのレンタカーサービス業者も、テト中の予約がほぼ埋まっている状態」となっている。
・車種や年式によっても異なるが運転手付き自動車の料金は「5人乗りで市内利用100kmまで(8時から17時まで)7500~1万2000円、郊外の利用200kmまで8100~1万4000円」となる。また規定距離の超過は「1kmあたり40~62円、規定時間の超過は1時間あたり310~620円」といった料金設定だ。

■薄れゆく街中の喧騒。
・余談、私の知り合いのベトナム人は様々な車種50台ほど所有しレンタカー事業を営んでいる。以前彼から「レンタカーが必要な場合は相談してくれ」と言われたが利用機会はなく私は未だにお願いした事がない。
・本報道から、恐らく彼の会社も今現在がかつてない程に稼ぎ時であり多忙を極めているのだろう。本日ベトナムはテト初日・元旦となり主要都市の街中は多くの人々が田舎へ帰省しており普段のような交通渋滞はない。
・中心地には着飾る女性陣、スーツを着た男性たちが幸せそうに歩き、カフェではインスタ映えするのだろうか若いベトナム人女性がアオザイを纏い写真を撮っている。賑やかさと静けさが隣り合わせのこの時期、なぜか少しだけ淋しさを感じるが、目抜き通りの華やかな景色にそんな気持ちはいつの間にか薄れていた。

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