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お金はネオン街へ溶けていく。

■カラオケ店のボッタクリ問題。
・最近のニュース、「カラオケ店のボッタクリ問題、当局が調査し「商品価格明示せず、高額な価格設定」が判明」。
・「カントー市ニンキエウ区のカラオケ店『T.C』において高額請求があり地元当局が調査を進めている。2月22日、複数の客が同店でビールを飲みながらカラオケに興じていた」。その後「会計時に提示された請求額が8万5410円に上り、客は金額が不当であるとして店員と口論になった」。

■当局は引き続き調査中。
・この様子を撮影した動画がSNSに投稿され注目を集めている。動画に映っていた明細によれば「ハイネケンビール157缶4万950円、焼きスルメ2匹7605円、干しエビ3510円、おしぼり2574円、カラオケ2時間の利用料3510円」と記述され、その他「フルーツ3皿のはずが4皿分請求されている」、「すべての品目が高額すぎる」等と客は不満を訴え午後11時過ぎに地元警察へ通報した」。
・動画内では店員とみられる女性が「カラオケ店では接待役がビールを注ぐため、料金が高くなる」と説明している場面も確認されている。
・また「ニンキエウ区人民委員会によると、初期調査の段階で商品の価格を明示していない、高額な価格設定をしているといった同店の違反が確認されている」、そして「現在も区と地区の当局が引き続き調査を行っている」との事。

■市場価格を知っているか。
・余談、ベトナムでは同じ商品を何処で誰が買うかによって価格変動が往々にして起こる。観光地にある伝統的市場で売られる商品はローカル価格の数倍の値段がする。
・またローカル市場の商品は適正な市場価格を保っているが、外国人である私が買い物すれば、高めの金額・「謎の外国人価格」を提示される事も多々ある。その度に私はテンション下がり、気分は良くないのだが、これは彼らの商習慣でもある事と理解しており、「高ければ買わなければいい」と捉えている。
・大切なのは「市場価格を知っているか否か」がポイントとなる。私の場合、市場価格が体に染みつくまでは外国人価格でモノを購入したことも多々あったが、ベトナムに長く暮らしていくうちに自然と身についた。
・そうすると一杯100円で飲めるビールでも若い女性がサーブしてくれるバーやカラオケに行けば10倍の値段を払う必要がある事等が分かってくるのだ。本報道は地元民が憤るほどの高額請求だったが、カラオケを楽しむ前にお店のシステムや料金体系を事前確認しておけば、防げた事件だったのかもしれない。

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