アラサーで3年付き合った彼氏と、結婚をやめた話
こんにちは。最後の婚活のはじめかたを書いている、すずです*
長く付き合うと、結婚を意識する人も増えてくるのではないでしょうか。
しかし、3年お付き合いし、婚約指輪まで見に行った、年収が1000万近くある男性と、あるときに潔く別れを決断しました。
「え・・・?なんで?もったいな・・・!!」と思う女性もいらっしゃるかもしれません。
客観的に考えると確かに、優良物件を自ら手放した女っぽいですよね(言い方よ)
しかし当時の私の判断に、今も後悔はしていません。今、夫がいるとかそういうことは抜きにして、今独身だとしても後悔はしていないです。
男女問わず、気になる方は、よかったらお目通しくださいませ。
個人的なお話ですがね。学びもありますよ、と。
■4歳年上の彼との、なれそめ
婚活マッチングアプリ「ペアーズ」で出会い、付き合う。
私は代々木上原の1Kアパート暮らし(家賃7万)
彼は、中目黒のデザイナーズ物件暮らし(家賃12万円)
付き合って半年くらいで、中目黒の家で半同棲状態だったせいか
結婚を考えて一緒に住もうといわれ、2人で物件を探すことに。
〜 物件を見ながら話し合い 〜
私『今、貯金てある?』
彼「ないよ。一人だったし、貯金してこなかった。初めて結婚を考えた。」
私『そうだよね。結婚を考えるなら、2人で貯金したいし、お金が貯められそうな家賃にしたいな。10万くらいの家賃でどうかな。』
彼「・・・んー。今の生活レベルを落としたくないんだよね。おしゃれな家に住んでいたい。実は、住みたい物件があるんだけど、、、これ」
私『そうだよね、デザイナーズに住んでたらそうなるか。・・・って、住みたい物件、高いね。15万・・・。しかも東京じゃないのに、こんなにするんだ。すごく素敵なおうちだけど・・・。』
彼「昔からずっと住んでみたくて、たまたま空きがでたタイミングだったの。俺が住みたいって言ったし、俺が多く出すから、、、でも高いか。」
私『・・・一緒に住めば、元々の2人の家賃よりは下がるね。ずっと住みたかったんだから、いいよ。いま逃したら、もう住めないかもしれないもんね」
当時、私は管理職の過労とストレスで、自律神経を壊してしまい、そんなタイミングで一緒に住もうと言ってくれました。(別れた後、病気なの気づいてなかった!という事実に驚愕します笑)
体調のせいで判断能力が鈍かったのもありますが、彼の希望をなるべく叶えてあげたかったので
家賃15万円、メゾネットのデザイナーズ物件に住むことになります。(超おしゃれな家で、バーベキューのできるテラス付き。最高かよ)
■ 同棲してから、気づくこと
人に合わせることができてしまう私は、彼の習慣を日々見ることで、できることを自然にしていました。
コーヒーは豆からひいて、ドリップをする前に、ペーパーと容器にお湯をかけて温める。粉を平らに入れて、中央にお湯を注ぎ、下から少しコーヒーが出たら、お湯を注ぐのを止めて40秒蒸らす。フィルターに直接お湯を注がないように円を描きながら、◯分の間にお湯を落としきる。(彼のこだわりの分数だけ忘れました)
コーヒーの入れ方は、普通に興味があったので、こだわりの淹れ方を教えてもらい、先に起きる私が、毎朝彼のコーヒーを入れることになります。豆も、自家焙煎している有名店で買う、イルガチェフェ産のコーヒー豆と決まっていました。
(カフェで働いている私は、コーヒーの匂い=仕事の香りだったため、ほぼ飲みません笑)
ベットに入る直前まで履いていて脱いでいるのか、部屋着に着替えるタイミングで脱いでいるのかは分かりませんが
なぜか毎日、靴下が・・・オッシャレーな家の床に転がっているのです。笑
「また、靴下拾い屋さんしたから、自由に落とさないように気をつけてね」と、笑いながら注意してました。
ピカピカの靴が玄関に増えていたので、
『靴買ったんだ!綺麗な靴ね』と話しかけたら
彼はなぜか、焦った表情で
「久しぶりに買ったの。とってもいいものなんだ。ははは」というのです。
(なんで焦ってるんだろう。まさか・・・)
『まさか、すんごい高いとか?貯金はしてるのかな?笑』
「・・・◯万くらいだったかな!貯金はできてないよ・・・!」
『高!!高給取りは、さすが買うものが違うねー!笑』
私の中で、靴の値段とは思えない金額でびっくりでした。結婚するために貯金しようねと話していた矢先のことだったので、貯金というワードをわざと言ったのを覚えています。
ハッキリ言わないと伝わらないため、私のあざとさは、全然通用しない相手でした笑
外食費は彼持ち、家の食費は私持ちと2人で決めていました。
私は家の食事は、基本安く美味しく、たまに贅沢をすればいいという考えです。
仕事帰り、クタクタのまま買い物をして、やっと帰ってきた私の買い物袋を見て、こう言うのです。
「もっと、高い肉がいいなぁ。」
『え!でもいつも、料理うまいって言ってるよね。安い肉も、料理すればおいしく食べられるでしょ。』
「そうなんだけど。高い肉が好きなんだよ。1000円あげるから、次は高い肉買ってきて」
(1000円を渡される私) 『・・・。』 (なんもいえねぇ!)
それからというもの、買い物をして帰り、肉の値段を見られる前に、急いで料理をする!という生活になりました。高けりゃいいってもんでもないのになー!笑
兄がゲーマーだったせいか、ゲーマーでも全然気にしないタイプです。ただし、彼の異常さは、私の範疇を超えていて、あるときから諦めることになります。
モンハン発売と同時に、仕事から帰って、すぐにゲームをし
『ご飯できたよー』と声をかけると「もうちょっと待って」の毎日。
私はお母さんかよ・・・。と思いながらも、我慢
急いでご飯を食べ終えると、またゲームを再開し、深夜2時までゲームという毎日が続きます。
土日にデートをしても、ソワソワしているので
『今、ゲームしたいって思ってるでしょ?早くおうち帰ろっか』と、察してデートも減っていきました。(私の察する能力も、なんだかな・・・と思いながら笑)
しばらくしたらゲーム落ち着くよね?と話し合っていたのですが、1つのことに集中すると、とことんやる性格のせいか一向に落ちつかず
モンハンで頭がいっぱいの彼と、話すことが一気に減りました。
(彼を理解しようと思い、私もモンハンを試みましたが、肉を焼いただけで終わりました笑。わかる人にはわかるかな。私は短期集中型ゲームしかやりません。2022のNEWスプラ楽しみ
当時、複業で撮影の仕事もしていた私は、出先から自宅にいる彼に連絡をします。
『休みのとこごめん!カメラ充電しておくの忘れちゃって、カメラ近くにある?』
「うん!あるある!」
『充電するの忘れちゃったんだけど、充電ないよね?今日、帰ったら仕事で使いたいの』
「うん!充電なさそう」
『・・・仕事で今すぐ帰れないから、充電しておいてほしいの、できる?』
「わかった!」
彼は、人の気持ちや言葉のニュアンスを感じ取ることが苦手で(ただし、超有名大学出身)
毎回LINEは伝わらず、何度も言葉のラリーを繰り返していました。(私が、雑に伝えたのが悪いのかもしれません)
ただ、仲の良い友人は、察することが得意な人が多かったのもあり
『休みのとこごめん!カメラ充電しておくの忘れちゃって、近くにカメラある?』と話したら
「じゃあ、充電しておくよ!」と察してくれるような感覚の人が、私の中では当たり前でした。
話し合いは、ほぼできませんでした。将来のことや、お金のこと、2人のことなど、重要な話が全く解決できなかったのです。
■ 結婚は無理かも・・・と気づくこと
コーヒーのこだわりとか、物件のこだわり、服や靴へのこだわり、ゲーム好きは、私にとっては全然問題ありません。むしろ、自分の好きなことやお金をかけたい部分が明確で、本人にとってもいいことだと思います。ただし、ゲームやお金に節度がなさすぎることは、無理なことに気づきました。
(ちなみに靴下拾いは、全然平気でした。また落としやがって・・・捨てたろか!くらいです。笑)
〜 別れを決断する直前に、話したこと 〜
『貯金は1円でもできた?結婚するとしたら、なにかとお金かかるじゃない。』
「貯金はできてないけど、毎月たくさん稼いでるし、親も結婚資金出してくれるから、大丈夫」
『そういうことじゃないんだけど・・・そっか』
彼は、3年間、1円も貯金できませんでした。さらに、親が出すから大丈夫と言ってきたのです。
心強い話ですが、2人のことなので、なんだか悲しくなったのを覚えています。
■ 結婚を考えたからこそ、自問自答したこと
・2人で努力して作っていく結婚生活を、この人と作れるのだろうか
(親のお金をあてにするあたりで、2人で生きていく未来が見えないかも)
・子供が出来たときに「子供の世話は出来ないけど、仕事してるから」と言われないだろうか
(貯金はできてないけど、稼いでるからと言われたのが尾をひく)
・付き合っていても、2人のことを話し合えないのに、結婚したら急に話し合える仲になれるのだろうか
(いや無理かも)
・私が疲れていても、落ち込んでいても、自律神経失調になっても(付き合って半年ごろ。その後は休職して治りました)、彼は全く気づかないのに、支え合えるのだろうか
(私ばかり気遣って我慢して、ストレスでおかしくなるのかも)
■ 別れることを、決定づけた悲しい出来事
自問自答をし、日々真剣に考えていました。3年も一緒にいるので、彼の特性を誰よりも分かっているし、情もあります。アラサーで、また誰かとゼロから付き合って、結婚できる人が見つかるのだろうか・・・という恐怖もありました。
そんな中
ある日突然、彼に怒られたことをきっかけに
私は、キッチンで過呼吸になって、痙攣して倒れます。
「ごめんなさい。ごめんなさい。私が悪いね。」と泣きながら・・・
彼は穏やかな人なので、決して、私を怒鳴り散らしたわけではありません。
ただ、3年間我慢してきた小さなことが、私の殻を突き破り、涙と一緒に、こぼれて落ちていったのです。
元々、人の気持ちを察することが苦手な彼は、どうしていいかわからず、話し合うことも苦手なため、ただただテンパってしまい。。。
私は家を出ることにしました。
1ヶ月ほど経過し、
いつもどおり仕事をして、友人の家で過ごし、自宅に戻るかどうかを考えると、戻りたくない自分に気づきます。
誰よりも大事に思っているのに、戻りたくないという、なぞの葛藤です。すごく苦しかったです。
3年のストレスがこぼれて落ちた、あの日
あの日を境に「2人で生きる限界」に、心も体も気づいてしまったのです。
■ さいごに
結婚は、好きがたくさんあれば、成り立つものではありません。
私の中で、彼の金銭感覚や、話し合えない点、貯金できない点、親に出してもらう思考、察することができない点、ゲームへの異常な執着など、たくさんの許せない部分がありました。
結婚は・・・
『大好きは大前提で、許せない部分が少ない人』と結婚したほうがいいのです。
今の夫と結婚して、本当にそう思います。私の中で、夫の許せない部分は、たった一つだけです。(言葉にはしないけど笑)
芸能人が別れた理由で、価値観が合わなかったとよく聞きますが、それは・・・
『自分にとって、どうしても許せない点が多かった』ということではないでしょうか。
価値観は、他人なので合わない時は絶対にあります。
彼は肉が好き!私は魚が好き!価値観が違う!のようなものです。そんな価値観だったら、もちろん受け入れられますよね。
しかし、自分にとって許せない部分がたくさんある人は、今は我慢できても、いつか限界がきてしまうものです。
■ 長く付き合っていて、結婚するか別れるか悩んでいる人へ
大切でかけがえのない存在だから、悩んでいるのだと思います。それは、とても素敵なことです。
彼が結婚を決断しない状況に、ヤキモキすることもあるかもしれません。
(女性と男性の結婚への価値観が違うだけです。男性は、女性が思っているよりも遥かに『結婚=責任』という重圧があるそうです。私たち女性には、一生わかりません。笑)
ただ、今一度、落ち着いて考えてみてほしいのは、
結婚を考えているパートナーは『許せない点が少ない人か』ということです。
少なければ、このまま一緒に生きていけます。
多ければ、情で結婚しないほうが、懸命です。
(ご判断はご本人様にお任せします。私の個人的な意見で、恐縮です。)
自分が、平穏で幸せに過ごせるパートナーを見極めて、居心地の良い人と、一緒にいられますように。
(この記事、元カレにバレたら、申し訳ないな!結婚は無理だったけど、ちゃんと好きだったよ!)
いや、そもそも、バレないか。笑
最後の婚活のはじめかた すず*
「だれかに役立ちますように」と時間をかけて書いています。 あなたのサポートは、めぐりめぐって誰かのために...♪ ぐるぐる、まわる。