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1分でわかる! 南洲翁遺訓第5カ条「児孫の為に美田を残さず」
1分でわかる! 本日のサイGo-Go-! 南洲翁遺訓第5カ条「児孫の為に美田を残さず」 南洲翁遺訓第5カ条 或る時、『幾歴辛酸志始堅。丈夫玉砕愧甎全、一家遺事人知否。不為児孫買美田。』、との七絶を示されて、若し此の言に違ひなば、西郷は言行反したりとて、見限られよと申されける。 【訳】 ある時『何度も何度も辛い事や苦しい事にあった後、志というものは始めて固く定まるものである。志を持った真の男子は玉となって砕けるとも、志をすてて瓦のようになって長生きすることを恥とせよ。自分は我家に残しておくべき訓があるが、人はそれを知っているであろうか。それは子孫の為に良い田を買わない、すなわち財産を残さないという事だ。』という七言絶句の漢詩を示されて、もしこの言葉に違うような事があったら、西郷は言う事と実行する事とが、反対であると言って見限っても良いと言われた。
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南洲翁遺訓第8カ条「国際化と伝統文化の共存」
南洲翁遺訓第8カ条 広く各国の制度を採り、開明に進まんとならば、先づ我国の本体を居え、風教を張り、然して後徐かに、彼の長所を斟酌するものぞ。否らずして猥りに彼に倣ひなば、国体は衰頽し、風教は萎靡して、匡救す可からず、終に彼の制を受くるに至らんとす。 【訳】 広く諸外国の制度を取り入れ、文明開化を押し進もうと思うならば、まず我が国の本体を良くわきまえ、風俗教化を正しくして、そして後、ゆっくりと諸外国の長所を取り入れるべきである。そうではなく、ただみだりに諸外国の真似をして、これを見習うならば、国体は弱体化して、風俗教化は乱れて、救いがたい状態になり、そしてついには外国に制せられる事になるであろう。