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26歳子連れ起業家

起業って、できればしたくないものなのかも。と最近思い始めたTAKAです。
というのも、サラリーマンやってて会社に従事することが苦に感じない人ってそれはとても大切な能力(今の現代社会において)だと思うんです。例えば、家庭を持っていたりすると、来月ちゃんと飯食わせられるかな、、、って不安になることは一般的なサラリーマンにはあんまりない悩みだと思いますが、起業家にはその悩みが付き物です。(この重圧は本当に大変。汗)
僕は残念な方で、サラリーマンやってみたがすぐに鬱になりかけ退職して逃げた身です。笑
もともと、高校生の時から就職するって概念を持ってなかったのでやっぱり起業するしかないか、と思い今回会社を立ち上げることにしました。(僕にとっての起業は生きる手段です。

アイデンティティー・クライシスとの葛藤

1995年9月30日に大阪の天王寺区で生まれ、幼稚園の1年間はロサンゼルスで、小学校は埼玉、中学高校は東京で過ごしました。
僕の両親は共に日本人の血は全く入っておらず所謂ところの移民でした。
それが僕の最大のコンプレックスでした。
そのことで「国へ帰れ」と言われることは日常茶飯事でした。
でも、僕は日本で生まれ日本で育ち日本語しか喋れなかったので心は完全に日本人。
アイデンティティー・クライシスに陥ってしまいました。
それから自分のことを隠すようになり、大切な何かをずっと失っているような気持ちが何年も続きました。

人生の転機

人生の転換期は大学受験。僕はここで大きな挫折を味わいました。
偏差値30の僕が関関同立や早慶を目指す時点で無謀でしたが、本当にショックな出来事で、試験の帰り道、雪の上で仰向けに大泣きしたのを覚えてます。
その時泣きながら決意したのがアメリカ留学でした。
最初は英語を学び、弱点を克服して慶應SFCを狙う予定でしたが、気づけばそのままアメリカのコミュニティーカレッジ(Santa Monica College)に入学し、気づいたらUCLAにいました。笑
この一連の経験で気付いたのが、用意されている土俵で戦うのはとてもしんどくて、評価されるためにはトップのみ。だから、自分だけのオリジナルのやり方でUCLAの入学を勝ち取りました。(よく周りから偏差値30→UCLAのことで「リアルビリギャル」と言われるが、最低限の勉強はもちろん自分の得意を活かした結果でした。)
また、ダイバーシティなアメリカに長期滞在することで、自分のアイデンティティー問題が悩みからユニークな強みへと変化しました。

起業しようとするが、、、

UCLAを卒業し、起業をすると決意。いざ帰国するのですが、3ヶ月になった娘も一緒に日本に帰り相手方の両親は大激怒(汗
「起業に夢見るんじゃなく、真っ当に就職しなさい」と言われ、
娘と嫁さんを預け2ヶ月の猶予をもらい就活を名目に自身練ってきたビジネスプランで起業を試みるが途中でエンジニアが飛んでしまい断念。
今振り返ってみると、やる気以外何もなく、サービスの作り方〜売り方まで無知であったなぁって思いました。

就活してみる

泣く泣く2日間就活をし、無事ソニーグループのスマートロックを扱うQrio株式会社へインターンシップとして入社。すぐにコロナ時代に突入しほぼリモートワークになるが、それが功を成し営業成績ダントツNo.1に!自分で考え行動し、自分のスタイルで営業する環境が好きでした。(当時の上司たちはとても心が広く、インターンの身であるにもかかわらず、自由且つある程度の裁量も持たせてもらいありがとうございました!いい経験でした!)

転職してみる

Qrioに入社してから1年半が経ち、その間も何度か自身の事業立ち上げのためチームを結成しVCにお話しに行ったりと繰り返したのですが、なかなか気持ちが前へ進まず。。。ただ、そんな中某会社にて「CEO's Gate」と題したリクルーティングをやっていて、経営者を育てる!を命題にされていたので、すぐに門を叩きに行きました!
そして、申し込みから4ヶ月、無事にその会社の事業戦略部に入社を果たしました!(当時の発表で1,000ほどの応募者で、入社したのは10人程度、また二十代は2人と聞きましたので、なんと倍率100倍!
想いに期待を寄せ、意気揚々と入社するのですが、それが僕にとっての初めてのサラリーマン体験で地獄の始まりでありました、、、

本当にすごいサラリーマンたち

入社当初、自分のスタイルを貫き通すべく、無駄な時間は無視してその日の仕事が終わればすぐ帰宅、資料作成は必要最低限の情報のみで制作、MTGは自分らしさ全開で参加。
しかしそれは、社会人として稚拙の烙印を押されてしまう要因になってしまいました。
その会社で散々言い聞かされたサラリーマンの心得は以下のものでした。(わかりやすく言い方変えてます。)
・サラリーマンたるもの、無駄でもやれ!
・サラリーマンたるもの、言われたことをやれ!
・サラリーマンたるもの、残業しろ!
・サラリーマンたるもの、資料は美しく作れ!
・有給取るのは、一人前になってから。
・メッセージアプリでも「お疲れ様です。」を付ける。
・元気よく仕事をするのでなく、黙々と苦しそうに仕事に励め!
・上司の美談はメモをする。
・ランチは上司を誘う。
・などなど(書ききれないほど貴重な教えがありました。)
でも、おそらくこんなことは雇用される側としては当たり前のことなんでしょうね。(僕は、こんな非効率かつ人材フラット化させる環境は絶対に作りたくない)
当たり前でも、僕には無理でした。

命を賭けた再チャレンジ

会社を辞め、今まで幾度なく試みた起業を今回本気で行うことを決心。
帰国直後の空っぽだった自分に、以下のスキルが身につきました。
・ものの売り方
・お客さんとのコミュニケーション
・企画の作成
・マーケッティング
・起業の難しさ
・覚悟
2022年7月現在、優秀な学生エンジニア2人、ユニークなCOO、GUIデザイナーと僕の5人で世の中に新しい風を吹かすため、日々ジャングルの道を突き進んでおります。

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