赤シソゾーンづくりは刈払機を使わないでやる
見沼菜園クラブ麦茶とお堀農園の水路際の一角に赤シソが生えてきました。
前からこの一角に赤シソが生えてくることは知っていて、赤シソゾーン、つまり、赤シソに覆われて他の草が生えてくる余地がなくなるようにしたいと思っていました。
また増えた赤シソを野菜の畝間に植え替えて、畝間に雑草が生える余地をなくすのもやりたいと思っていました。
思っていたのですが、昨年も一昨年も成功しませんでした。
いろいろ考えてみて、刈払機を使わないで草取りをすることにしました。
と言うか、今年は、刈払機をなるべく使わない方向で草取りをしています。
刈払機を使うと、多年草や地下茎がある草は地上部が刈り取られた後、根や地下茎が残ります。
他の草が除去された後、多年草や地下茎がある草はまた芽吹いてきます。
こうして、刈払機を使えば使うほど、多年草や地下茎がある草が増えてきます。
この多年草や地下茎がある草が、人の背丈を越えるほどに生長する種類の草だった場合、そうした草が増えることは「ジャングル化」現象を引き起こします。
ジャングル化した状態をなんとかしようと刈払機を使うと、更にジャングル化がひどくなっていくわけです。
今年は、こうしたメカニズムを理解した上で、畝間にある春雑草で野菜の生育の邪魔にならないものは取らない「苗の周りだけ除草」方式を導入、草取りの手間を減らしてきました。
そして、減った手間の分をなるべく地下茎を掘り起こすことに使うようにしました。
地下茎の掘り起こしは、その時は手間がかかりますが、多年草の根や地下茎を取り除けば、そうした草が減っていくので、段々と草取りの手間も減っていくはずです。
赤シソゾーンづくりも、地下茎掘り起こし方式でやりました。
こんな風に地下茎があり、背が高くなる草が生えているところに、備中ぐわを持ってきて、地下茎を掘り起こして、取り除きました。
草が生い茂る中、生えてきた赤しそは取らないように注意しながら、多年草の根や地下茎を掘り起こしていくのは、ちょっと大変でしたが・・・
とにかく、「赤シソだけが残る地面」を実現できました。
水路際の「赤シソゾーン」予定地の外で発芽した赤しそは、野菜の畝間に植え替えました。
徐々に夏場は「赤シソ菜園」になっていくはずです。
2週間予報は、6月中旬、最高気温28℃-29℃の日が続くとしています。
雨が降らない日は気温があがり、「皐月晴れ(皐月=旧暦五月;新暦6月頃は、年間でもっとも太陽高度が高くなる時季で晴れるとカーッと日射が強くなります、これが皐月晴れです。)」状態になるのでしょう。
暑い6月の後は、もっと暑い7月と8月が来るように思います。