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     新春初笑い 新宿末廣亭

初笑いとは、年が明けて初めて笑うこと。笑う門には福きたる という言葉通り、1年が笑いに満ちた幸多い年であるように、祈りが込められている季語です。

落語

落語は、江戸時代の日本で成立し、現在まで伝承されている伝統的な話芸の一種です。
最後に落ち(サゲ)がつくことを1つの特徴として、落とし話 略して はなしと言う。
はなしは、話または、噺とも表記する。人情話、芝居噺、怪談噺を含めた総称。

寄席

落語の演じられる場所は、寄せと呼ばれる。落語家の舞台のことを高座(こうざ)と呼びます。


講談師 神田伯山

落語が会話によって成り立つ芸にあるのに対し、講談は話を読む芸と言われています。読むと言っても単なる朗読とは違い、独特の調子と小道具の使い方で展開されます。よく使われる小道具として有名なのが張り扇と釈台です。
張り扇で釈台を叩き、パパンと言う音を響かせて調子よく語ります。この小道具を巧みに使った芸こそ、講談ならではのものです。
講談は落語と比較して、歴史が古く、奈良平安の頃にその原型が見られます。ただし、一般によく知られる講談の始まりは太平記読みとされています。食に困った浪人が老若男女集めて、太平記を読んで聞かせたというものが、講談のルーツだそうです。



江戸落語と上方落語

両者には、演目の内容や、小道具、また慣習などに違いがあります。
上方落語では、見台という小型の机を演者の前に置き、小拍子という小さな拍子木で
見台を家鳴らすことによって場面転換を行ったりします。地域性も面白いです。

新宿 末廣亭
落語 紙切り

落語の紙切りは、寄席で観客の注文に応じて、ハサミで紙を切り抜く伝統芸です。
下絵のない白紙から、季節の行事や縁起物、風物、話題などに関する絵を、お囃子に乗せて和術を交えながら切り出します。


真打昇進

落語家の階級には、真打、2つ目、前座、前座見習いと言う階級があります。
落語家になるには、まず第一に真打の弟子になります。その師匠とは、一生師弟関係になります。弟子入りが叶うと、そこから前座見習いとなります。
前座見習い まだ教会に登録されていないので、楽屋には入れない。仕事先へのかばん持ち師匠の家の雑用、前座になるための修行 落語の稽古 着物の着方やたたみ方、鳴物の稽古などを行います。
前座  寄せの番組で1番前に高座へ座るので前座と言われる。前座見習いの仕事と楽屋での仕事も行う。その日、出演する芸人のめくりを揃え、1番太鼓を打ちます。
前座は毎日寄席に通うので、お休みは余一(大の月31日)のみです。
毎日毎日この繰り返しをして、約4年で二つ目になります。
二つ目 寄席の番組で2番目に高座に上がるので、二つ目と呼ばれます。
師匠の家や楽屋での雑用がなくなり、着物も今までは着流しだったのが紋付を着て、羽織も着られて袴をつけることもできるようになります。二つ目を約10年勤めると、いよいよ真打になります
真打 寄せの番組で1番最後に出る資格を持つ落語家です。また弟子を取ることもできます。
人によってはここからがスタートだと言う人もいます。とにかく落語家は一生が修行で勉強していかなければならないそうです。
落語家の道も厳しいということがわかります。若手の落語家さんの活躍を祈ります🤞

笑いにはいろいろな効果があるようです。
免疫力を高める。脳の働きを活性化させる。血行を促進させる。自律神経のバランスを整える。記憶力を高める。心身の安定や安らぎをもたらす。ストレスを解消する。鬱の予防や改善に効果的。生活習慣病の予防や改善に効果的。

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