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基礎自治体訪問記6.三島市の施策紹介〔令和2年4月15日(水)〕

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三島市は、防災先進県と言われている静岡県内でも、意欲的な施策に取り組んでいる市だと言われています。

その施策の一つ、「黄色いハンカチ作戦」を紹介します。

震度5弱以上の地震が起きた際、黄色いハンカチを屋外に掲示することで、「うちは大丈夫だから支援は不要です」という意思表示をするものです。


捜索や支援をする人たちにとっては、大変有り難いことだと思います。

自衛隊が災害派遣に出動した際、各部隊に地域割りをして、捜索に手戻りが出ないように、文字通り、片っ端から、虱潰しに避難者を捜索して回ります。

以前、捜索終了地域を表示していなかったので、捜索が終了した後に自宅を確認しに戻ってきた避難者から「捜索して欲しい」「捜索してないではないか」という声が出てきて、「捜索は終了している」と説明しても納得できず、「もう一度捜索して欲しい」と泣きつかれて再度捜索することがあり捜索が進まないことがしばしばあり、さらに、あとから入ってきたメディアがその住民の声を取り上げて、住民の声を無視しているかのように報じられたことがありました。

家族を失った住民の方々の気持ちには最大限に応える必要があるというので、納得してもらうための方策として、捜索した家屋一つひとつに古いシーツを切った白布を掲示して、表示するという対策をとったことがありました。

この発想の元は、部隊がゲリラ等の地域掃討作戦をした際、確実に敵がいないことを確認できた部屋を、一つひとつ表示していったことにあります。米軍は、同じ表示をしていたら、それを利用したゲリラに伏撃されたことがあったため、定期的に表示の色などを変更しています。

何事も、確認が必要だという教訓です。

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