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ミッションタイムでNHK for Schoolの活用

【オンライン学習支援校プロジェクト41】
このオンライン学習が始まった頃、何を目標にするかちょっとした議論をしました。学力保障なのか、関わり合う力の育成なのか、単にここに参加することをよしとするのか。すべては難しいな、と言いつつ、後者から優先的に1、2の順だろうなとまとまりました。もちろん、それなりの学力を定着させることも抜きにはできません。でもそれは、基礎・基本のできる範囲でというところに落ち着きました。

それでも私の中には、プログラムを考えるとき、創造力や課題追究力の育成の部分があるべきだと思いました。学校の教員が言う基礎学力が不足していても、秘めた力を持っている子供もいる可能性があります。そこだったら意欲的に学ぶ子どもや、アートの力やサイエンスに秀でる子どももいるかもしれないのです。特に事前のアンケートで「ものづくり」好きは多かったので、そこは尊重してやりたいと考えました。

そこでクリエイティブタイムとして創造・表現の学習を、ミッションタイムとして課題追究の学習につながる学習を提案しました。ミッションでは課題追究という言葉を出すと「それは無理でしょう」と言われました。そこで「NHK for schooを見ましょう」という課題程度ということから始めました。今回、そのミッションタイムについての話です。

「ただ見なさい」では考えないかな?と思い、最初は「NHKfsのプレイリスト」を用いて複数の番組を与え、子どもたちに選ぶようにさせました。
「選ぶということは考えること」
それは数十年間の授業研究から自分が学んだことです。なぜ、そっちを選んだかを問いかけたり、私たちが選んでその理由を言うモデルををして見せました。

やがて、番組を見た感想を書くようにしました。また、たまには途中まで一緒に見て途中で課題を与え、それを意識して自分で番組を見るようにもしました。通常の教室で行うような深いところまで到底いきませんが、なんとなく思考をする学びへ彼らを誘いました。ミッションへの参加率は、クリエイティブや国算タイムに比べると低いですが、それでいいのです。元々プログラムは選んでくることになっているので、一人でもいればOKでした。

そしてここに参加した子たちは、結構楽しみました。課題を深く追究するまでには至らずとも、こんな面白い学習動画があるのか、と感動していたことはうかがえました。私も、NHK for Schoolの番組をこれまでこれほど広く見たことはなかったので勉強になりました。これまで、理科と社会が中心でしたが、さらに広げて活用できそうです。ちなみに「体育はりきりのすけ」と運動の動画も結構受けて、縄跳びにチャレンジした子どもたちもいました。

9月11日の時点でミッションタイムについても述べていますね。

内容的にはかぶる部分が多くあります。ただし当時は始まったばかり、今はかなり実践をしてきています。だからちょっと具体的なことを次回は述べられそうです。あ、フォトで例を紹介しておきましょう。

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