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こくさんタイムとnavima体験
【オンライン学習支援校プロジェクト10】
一日の流れの中で、スタートタイム後、最初に学ぶのは国語・算数。「こくさんタイム」と名付けました。学校の通常と同じ45分は苦しいだろうということで、1教科20分授業にしました。それは昨年、通常学級でオンライン授業をした時も、子どもたちがそう長く集中できないことが分かっていたからです。それも学年別に曜日を分けたのでZoom越しにTによる国語・算数の授業を受けられるのは週1回です。
また、他の日は自分でドリルなどを使って学ぶようにしています。これまで学校に行かず家にいて、どのような学びをしていたか。それは千差万別です。様々な状況に置かれている子どもたちです。彼らが、はたして知りもしないおじさん二人のTから学ぼうという気になるか、それ以外の日に自学という形で新しく何かに取り組むか、不安もありますが、我々はわずかな可能性を信じて取り組むだけです。
自学を進めるにあたって「navima」というデジタルドリル×協働学習支援ツールを使ってみることになりました。これは私たちTが選んだわけではなく、委員会から指定されての活用。オンライン研修を受けて私たちも使い方を学びました。子供が喜びそうなスタンプや自分で進んで学ぶ仕組み、つまずいたときのヒント、前の学年に戻って学べる仕組みなど様々な工夫があります。
第1週の「こくさんタイム」では、どの学年も、子どもたちにnabima体験をしてもらいました。各自にIDを与えてやり方を説明し、学べるようにしました。 navimaのサイトには、以下のような言葉が綴られています。
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誰かに“教わる”のではなく、まず自分で考える。
“やらされる”のではなく、進んで課題と向き合う。
子どもが主役の学びが実現できれば、その姿は大きく変わるはずです。
子どもたちは自分で決めた目標に向けて思い思いに学習。
ときには友だち同士で教え合ったり、問題を出し合うことも。
一方、先生は子どもたちの様子を自分の目と耳とデータで確認、
ときには子どもたちに寄り添い、時には励まし、
教室全体をオープンで積極的な学びの空気で満たしていきます。
習う、解く、夢中になる
これが授業の新しい姿、これからのスタンダード。
100%子どもが主役の学びが navima から始まります。
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私たちのスクールにあるのは「教室」と言えるのかどうか分かりませんし、横のつながりもないので、この中段部分は難しいかもしれません。しかし前段の部分は目標にすべきところです。
子どもたちは、タブレットに入っている各学校のドリルパークや、個人で体験した他のデジタルドリル、AIドリルを使って既に学んでいる子どももいます。
上の言葉通りにできるかどうか、navimaを使って学ぶかどうか、何が自分の学びに合っているかどれを選ぶのも子どもたち自身です。