生活困窮者自立支援法の一時生活支援事業について
生活困窮者自立支援法の中には、一時生活支援事業という項目があります。
簡単にいうと、ホームレス状態の方に対して衣食住の提供をする制度です。
主にお金がなくて、不安定な収入でアパートなどの賃貸住宅を借りておくことができず、ネットカフェや車の中で足を曲げて寝たり、外で生活したり、そんな生活では来週のことどころか明日のことも考えていられません。
衣食住の提供によって、体と心を休め、少し先のことが考えれらるように手助けする。
私はこんな風にこの事業のことを捉え、支援としてうまく活用していきと考えています。
一時生活支援事業の現状
一時生活支援事業の実施の仕方は、行政によって様々です。
無料低額宿泊所として運営している施設も、規模は大小様々。
簡易宿泊所や、民泊の事業所に協力を依頼して、ホームレス状態の方からの相談があったときに部屋を貸してもらう。というところもあります。
なので、近隣で大きなイベントがあると、観光の方と部屋の取り合いに
なってしまいます。
昨今はコロナウィルスの影響で宿泊所自体が閉鎖、閉業していることも珍しくありません。
かといって、部屋を借り上げておく予算もない。
現場の相談員は、日々の対応の中で、いつホームレス状態の方の相談が来るのかとドキドキしながら対応をしているのです。
安心して対応ができるように、手元にいつでも使える入居先があれば・・・
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