他人への依存から抜け出す方法
他人の目や評価を四六時中、気にしてきた。
「嫌われたかな」「ダメなやつって思われたよな」「バカにされた」とか。
自分の言動を逐一反省して、自分を責めて、他人を怖がってきた。
親から大事にされなかったこと、心身を守ってもらえなかったことを思い返すたびに、自分につけられた傷が目に入るたびに、未来や社会への絶望感を覚えた。
素敵な恋人から好かれていることが自分の自信の大部分を占めていて、失恋しそれを失うと、もう自分に自信が持てなくなっていた。
喪失した借り物の自信を補うために、新たに”素敵な”パートナーを探していることに気が付いた。
”素敵な人に愛されているから私は大丈夫”
そんな自信のつけ方はあやうい。
他人への依存から抜けるには内的なものと外的なものの2つの方向性があると思う。
内的なもの=自分自身。
自分自身で、自分を肯定すること、愛すること、許すこと、受け入れること。
”何があっても誰がなんと言おうと自分は大丈夫”と唱えること。
自分の失敗も恥ずかしいことも ”かわいいな自分” と受け入れること。
外的なもの=人間を超越した存在。
スピリチュアルが得意であれば、神や仏。ご先祖でもいい。
他には、自然でもいいし、宇宙でもいい。
私たち人間なんてほぼ皆ちっぽけで未熟な存在。
人間よりはるかに大きな存在に受け入れられていることを実感できれば、
「他人に大事にされていない」ことは小さくなっていく。
最近私は海外SF作品を読んだり観ていて、そこから天体に興味が湧いて天体観測できる場所をふと探してみたりしている。
宇宙系SFに興味を持ったのも、単なる好奇心に加えて、「宇宙に意識を向けることで自分の持っている不安や悩みも宇宙視点になってラクになれるのでは」という期待もあったから。
自分の内側と、人間界の外側。
その両方向から温かいものを感じていければ、
未来も社会もやわらかな明るさがあるものに思えるかもしれない。