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小学生の時から好きな創作集団について

真面目だろうが
不真面目だろうが
天才だろうが
凡人だろうが

誰でも好きなものの一つや二つあるんじゃないかと思う。

そう、真面目系クズな私もそれなりに好きなものがあったりする。
その一つが創作集団「CLAMP」だ。

CLAMPに出会ったのは実は幼稚園生のころ。
魔法騎士レイアースの肌着を着ていた。
たぶん母親と一緒にアニメを見ていたのだと思うが、この時のことはほとんど覚えていない。
(今となっては大好きな作品のうちの一つだけれど。)


本格的な出会いは小学校低学年の時だ。

カードキャプターさくら

王道も王道ではあるんだけれども、小学生の時はわかりやすいストーリーと美麗なイラストにほれ込んだ。
中学生になってから読み返すと、キャラクターごとの細かな心情描写に涙するように。
大人になってからはまさかの続編が描かれ、なかよしを毎月買うことになった。


次に出会ったのはXだった。

出会いは小学校高学年くらいだったと思う。
従姉妹の本棚で見つけた。
背表紙に描かれたキャラクターの圧倒的な魅力に引き込まれた。
(実は従姉妹の部屋では読ませてもらえなかった。Xのストーリーを考えると、従姉妹が読ませたくなかった理由は何となくわかる。)

当時は小学生でお金もないから、なけなしのお小遣いを使って古本屋で買い揃えた。

今思うとこの時点で18巻まで出ていたはずなので、休載期間は…おっと誰か来たようだ。


Xに手を出してしまった私は止まらなかった。
聖伝に東京BABYLON、魔法騎士レイアース(漫画は未読だった)、CLOVER、ANGELIC LAYER、合法ドラッグ、ちょびっツと読みまくった。

なかでも別格で好きというか私の人生のバイブルというかなんというか。
とにもかくにもこれを抜きでは語れない作品がある。

東京BABYLONだ。

私はXの皇昴流(すめらぎすばる)というキャラクターが大好きだった。
優しいけど影のある感じが思春期真っ只中の私にはぶっ刺さりだった。

しかし、当時の私の周りにCLAMP好きな友達はおらず、一人で楽しんでいたため、東京BABYLONという作品もその作品の主人公が皇昴流であることも知らなかった。

そんな私にCLAMP作品の全てを知る機会がやってくる。
CLAMPノキセキの発売だ。
これを手に取り、全て揃えてしまった私は、そこから皇昴流が主人公の東京BABYLONなる作品があることを知った。

当然、即買った。
当時は文庫版だった。今も大切に家の本棚にある。

Xに繋がるストーリーであるため、Xに登場する皇昴流とはだいぶ印象が違うものの、根底にある優しさは健在。
むしろXを知っているからこそ泣きたくなるくらい好きになってしまった。

ここまで皇昴流について語っているが、当然ながら皇昴流が好きだから東京BABYLONが好きなわけではない。

個人的に東京BABYLONの良さは、主人公が陰陽師というファンタジーさがありながらも、当時の社会問題をCLAMPらしく丁寧に扱ったところにあると思っている。

語りだすと本当に長くなってしまうし、ネタバレなんて飛び越えて全部話してしまうので、どこか別の場所で語りたいと思う。


それからも青春をCLAMPと共に過ごし、私の物事の考え方の主軸はCLAMP色に染まった。

時には支えられながら。
時には理想に押しつぶされながら。

全てがプラスに働いたとは言えないと思う。
理想的だと思ったが故に、現実とのズレを感じる原因になったこともあった。

それでも全てが私の力になった。

私の中では世界で一番の創作集団だ。

きっと、積極的に誰かに布教したりはしない。
それは私の心を守りたいという勝手な理由からだ。

でも、どこかの誰かがこの想いを理解してくれるかもしれない。

そうやって見てほしいと見てほしくないの狭間を揺れ動いた結果、こんな個人のnoteで隠れてこっそり発信してみることにしたという次第だ。


一旦満足できるまで書けたので、今回はこの辺で切り上げたいと思う。
次は東京BABYLONの好きな話について書きたいところ。

超個人的な趣味語りにお付き合いいただき、ありがとうございました。

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