sai

承認欲求の赴くままに。

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承認欲求の赴くままに。

最近の記事

最高の暇つぶしを100年かけて

人生100年時代なんて言うけど、 100年もいらないよ。 なんなら80年だってわたしには多すぎるよ。 長生きしたいと思ったことがなかった。 死にたいわけじゃない、人生に疲れたわけじゃない。 小さい頃からそうだった。 漠然と、ただはっきりと、そう思っていた。 父がいる。 あんまり会わない父がいる。 ただメッセージのやり取りはわりとする。 父はよく映画や本の話をしてくれる。 最近観たものも、昔読んだものも、 彼を構成している文化の話をしてくれる。 いつものように父からメッセー

    • わたしはトイレと共に歳をとる

      日付が変わると、わたしは一つ歳をとります。 何年も何十年も生きてきたものですから、 これといった真新しさもなく、 きっと明日になろうと特別何か変わるわけでもないのでしょう。 寂しいようですが、そういうものです。 いろいろなことがあった一年でした。 人生で初めて自分の限界を知り、 多くのことに挑戦して、その度何かを得たり、代償に自分自身をすり減らしたり、挫け、もがき、そして笑った一年でありました。 この歳最後にやるべきことはないか そう考えた結果、 わたしはトイレでひたすら

      • わたしを愛し、わたしを嫌う

        わたしは、自分に自信のある人が嫌いです。 わたしはとてもよくひねくれているものですから、 自信たっぷりの人を見ると その人の良くない部分を探して、 どうしてそれで自信が持てるのだろうと思ってしまうのです。 わたしはわたしをあまり好きではありません。 自分に自信を持てません。 人と比べ、人より劣っていることを知り、 その度わたしはわたしを嫌いになるのです。 故に、自信のある人を見ると わたしは身の丈を知り、こんなにも傷つきこんなにも謙虚に生きているのに どうしてあなたはそ

        • 帰り道の片手には

          帰り道が好きだ。 仕事が終わって、あー疲れたーって日も 友達とバイバイしてなんか寂しいなって日も スーパーで買い物して今日は何作ろうって考える日も 日によってまちまちな感情を抱える帰り道を 私はひっそりと愛している。 疲れた日は食に逃げる傾向が私にはある。 疲れた。頑張った。おいしいものを食べよう。 そう思って、ついついコンビニに寄ってしまう。 そこで得たアイスやらクレープやらチョコやらを片手に 食べながら家に帰るのが好きだ。 歩きながら食べることはお行儀がよろしくないけど

          クレープの皮はひとりを思う

          疲れた。 セブンでチョコバナナクレープを買って帰った。 私の拳くらいの大きさしかないくせに、一丁前に259円もしやがる。 でもいい。今日はいい。今日は頑張った。 これくらいのご褒美許される。 封を開け、真っ先にクレープの皮をちぎった。 クリームもチョコもバナナも何もついていない、 包むときに余る、あの何もないところ。 クレープの皮が好きなのだ。 何もついていないところを、何もつかせぬまま味わいたいのだ。 だから私は、真っ先にそこをちぎる。 ちぎって、最後の最後にしっかりと味わ

          クレープの皮はひとりを思う

          押し寄せる承認欲求

          深い眠りから覚めた承認欲求は、 じりじり私に近づいていたかと思えば 気づけば遥か大きな物体となり、 今にも私を呑み込んでしまいそうなのです。 というワケなので、またちょこちょこnoteを 書いていくつもりです。 2024.04.20.sai

          押し寄せる承認欲求

          綺麗で素敵なワタシでいたいの

          本当に好きなものは教えない。 だって醜いんだもん。 醜くて汚くて、すごく脆いの。 綺麗で素敵なところだけを見ていてよね。 綺麗で素敵なワタシだと思っていてよね。 あなたに教えた好きな音楽も好きな本も好きな映画も もちろん大好きだよ。 でもね、本当に好きで愛して大切にしているのは 他にあるの。 いつか教える日が来るのかな。 いつか言える日が来るのかな。 そのときまで、一緒にいてくれるのかな。 2024.02.22.sai

          綺麗で素敵なワタシでいたいの

          コマンドZ

          コマンドZ 魔法のキー コマンドZ 魔法の言葉 嫌なこと全部 コマンドZ あれもこれもぜーんぶ コマンドZで消しちゃえばいい 2024.02.17.sai

          コマンドZ

          おまもりブック

          本を読む。 割と読む。 大抵同じ作者だが、たまに冒険もする。 面白いと思った本は、一気に読む。 待っていられない。数時間、その本だけを読む。 同じ本を何度も読むのは好きじゃない。 分かりきった展開をなぞることは退屈だ。 だけどお守りは別。 ふとしたときに、何度だって読みたくなる。 それを私はお守りと呼び、手元に置いておくのだ。 私のお守り ・ナラタージュ/島本理生 ・流浪の月/凪良ゆう ・阪急電車/有川浩 ・ねえ、委員長/市川拓司 ・ノルウェイの森/村上春樹 ・約束/石田

          おまもりブック

          watashi/自己紹介

          はじめまして。 saiといいます。 2002年生まれの女です。 承認欲求の赴くままに、noteをやっていこうかと。 まずは、狭く深く、自己紹介。 好きな食べ物は餃子とアイスとタコライス。好きなお茶はジャスミン茶。好きなお酒はジャスミンハイ。好きな人は奈良美智さん、シソンヌじろうさん、ハライチ岩井勇気さん、mihoro*さん。よく聴くアーティストはHumpBack、TETORA、andymori。好きな作家は島本理生さん。好きな漫画家は矢沢あいさん、あだち充さん。好きなアニ

          watashi/自己紹介