恋愛小説~彼女との関係を急ぐ彼氏~day1
あらすじ 地方の大学生である僕は同じ大学に通う愛子に恋焦がれる。友達の期間を得て僕らは付き合うことになる。付き合って半年が経ったがいまだにHをすることができていない。その状況に焦りを感じ、友達の春樹に相談することにした。
「まだやってないの!?」
びっくりした表情を浮かべながらはるきは僕に言った。
「だってしょうがないだろ、なんかそういう話題を出すのもためらうんだよ」
「いやいや、向こうも我慢してるんじゃない?」ジョッキに入ったビールを飲みながら春樹は言った。
「確かに我慢してるかもしれないけど、なんか申し訳ないというか、そういう気にならないというか・・・」
「ええ、でも愛子ちゃんは胸大きいじゃん」
「そうだね、目のやり場に困るときはあるよ」
そんな話をしながら、僕は春樹にこれからどうすればよいか相談した。
「まずはそういうシーンがある映画を一緒に見てみたらよいんじゃない?愛子ちゃんもさすがに反応するかもよ?」と春樹はつくねを咥えながら言った。
確かに映画のベットシーンを見たらその流れでなんか話せるかもしれない!
僕は春樹と居酒屋を離れた後近くのDVD屋さんに行って恋愛ものの洋画を1つ借りた。R-15と書いてあったのでおそらくそういうシーンがあるだろう。
次の日
「疲れた~!」
愛子がぐったりした表情を浮かべながら僕の家に来た。
「お帰り、疲れたでしょ」
「うん、今日もいろいろ問題合ってさ!」
愛子は大学生協で活動をしている。その中でも幹部をやっている。仕事ができて、テキパキこなすキャリアウーマン的な目線でいろんな人に尊敬の目で見られているらしい。そんな彼女も時には甘えたくなるものらしい。
「ねーねー、話聞いてる?」そう言いながら彼女は僕を後ろからハグしてきた。全体重が僕に乗っかる。同時に彼女の大きな胸も僕の背中に当たる。
「ん、聞いてるよ。どうしたの?」動揺を隠しながら愛子の手を取った。
どうやら今日、メンバーのある一人が自分勝手な発言をして場の雰囲気をお葬式にしたらしい。慌ててフォローしたがダメだったようだ。
「ほんとになんであんな発言できるかね。僕は臆せず話せますよ~ってアピールしたかったんかな!ほんま困った人よ!」愛子は少し怒りながらそういった。そういった感情を僕にだけ見せてくれるのはすごくうれしい。
「何に笑ってんのよ」
「ああごめん、何でもないよ」嬉しいと思って少し笑みがこぼれてたみたいだ。
「大変だったね、一緒にご飯でも食べながら話しようか」
僕は愛子が帰ってくるまでに作った野菜炒めをもう一度温めて、食卓に並べた。僕の彼女は本当に頑張る人だなと思いながら一緒にご飯を食べた。
「ご馳走でした!おいしかったよ!」
色々お話ししながらご飯を食べ終わった。まだ夜の8時ごろ。何をしようかと思っていると、「なにこれ?」と愛子が言った。
愛子の方を向くとテレビ台の横に置いていた昨日借りたDVDを手にしていた。
僕の心臓が高まったのが分かった。
「これ私も少し興味あったやつだけど、こういう恋愛系を借りるの珍しいね」愛子がこっちを見ながらそういった。
「そうそう、たまにはこういうのもみてみようかなと思ってね。一緒に見る?」
僕がそういうと愛子は大きくうなづいた。
僕は少し動揺しているのにも気づかず、愛子はDVDをプレイヤーにすっと入れた。
僕があぐらをかいているうえに彼女が乗ってくる。
ドキドキしながらも彼女のおなかの前で自分の手を組んだ。
To Be Continued・・・