気づいた時がスタート ~遅すぎることはない~
もっと早く気づいていたら、挑戦していたかもしれない。
もう少し若ければ、踏み出していたかもしれない。
その1歩を踏み出していたら、何かが変わっていたかもしれない。
今更過去にさかのぼって変えられないし・・・
今更・・・
そんな思いを抱いたことはありませんか。
私がそんな思いを強く抱いていた頃。
今思えば、まだまだ若かった。
「今更」なんて思う年齢でもなかった。
ただ、その時は、そう思っていた。
そう、それは大学生のころ。
今まで自分が歩んできた道筋に後悔もなく、
どちらかというとそれなりに満足のいく日々を過ごしてきたと思う。
初めて壁にぶつかったと思ったのは、就職活動だった。
「あー、もっとこういう勉強しておくべきだった」
「あー、もっと世の中のことを知っておけばよかった」
「今更、特別にできることもなさそうだな」
と、頭の中が、「過去」×「しておくべきだった」で溢れていた。
そんな頭の中を、声に出してみたら、
「気づいた時が、スタートだよ。
今気づいたんだから、良かったよね。
今からでも遅くないから、気づいたなら行動してみたら?」
と、友人に言われた。
遅すぎることは、ない?
気づいた時が、スタート?
気づけたんだから、むしろ良かった?
当時の私にとっては衝撃だった。
全てが前向きであり、プラスの考え方で溢れていた。
そこからは、
「今さら・・・」と思っていたことを「今からできる」に変えるべく、
情報収集したり、行動したり、考え方を変えてみた。
結果的に、思うような就職活動にはならなかったかもしれない。
ただ、一方でとても大切な、生きる上での指針を得ることができた。
気づかなければ、いつまでたってもスタートは切れない。
気づいたからこそ、変わるスタート地点に立つことができる。
気づいたならば、行動してみないと勿体ない!
これが、今でも大切な教えとして心に残っている。
もうこの年齢だし・・・
すでにたくさんの人が取り組んでいるし・・・
今更、新しいこと始めるのも大変だし・・・
など、今でもそんな声が頭の中で呼応することがある。
「本当に、今更なの?」
「この年齢じゃ、できないの?」
「新しいこと始めなかったら、5年後どうなるの?」
など、今では、立ち止まって自問自答できるようになった。
大学生という、20代前半の年齢で
同い年の友人が教えてくれたこの考えは、
年を重ねるごとに、さらに重みを増した教えとして
私の人生に影響を与えている。
気づいた時がスタート。
遅すぎることはない。
これからも、この教えは大切にしていきたい。