【アメリカのニュース】ウィル・スミスのビンタ事件を皮切りに
今日紹介するニュースはイギリスメディアBBCの記事。
アメリカのスタンドアップコメディアンのデイブ・シャペルがレプリカ銃の中にナイフを隠し持っていた男に舞台上でタックルをされた。事件が起こったのはシャペルがちょうどスタンドアップコメディを終えた瞬間だった。男はすぐに捕まりシャペルは無傷だった。舞台に戻ったシャペルは「トランスジェンダーの男だった」と、冗談を言った。(シャペルは自身をトランスジェンダー嫌悪だと自らのショーで公言し、物議を醸していた。)ちなみにシャペルを襲撃した男が実際にトランスジェンダーなのかどうかはこの記事を読む限りわからない。そのあとその場にいたクリス・ロック(ウィル・スミスにオスカーの授賞式でビンタされたスタンドアップコメディアン)が舞台に出てきてシャペルに「(襲撃した男は)ウィル・スミスだった?」とジョークを飛ばしたらしい笑
話は変わるがつい最近日本でも、立憲民主党所属の福山哲郎参議院議員が京都での街頭演説中に近づいてきた男に胸を殴られる事件があった。
福山さんは無事だったとのことで安心だが、なんともモヤっとする事件だ。
アメリカのコメディアンと日本の政治家。両者極端にかけ離れたように見える職業だが言論を生業の道具としていることに共通点がある。コメディアンと政治家に恨みを抱くべからず。(政治家に関しては特に野党政治家かな日本の場合)彼等は物事を理論立て、それを表現することに長けている。それゆえ誰かの声を代弁してる場合もある。するとある主張や思想の代表者とみなされたちまち標的になるのだ。
ともかく自分の暮らしが不幸だからと彼らを襲撃したところで何の生産性もない。
クリス・ロックのジョークで思い出した、4週間前にあったウィル・スミスのビンタ事件。まさかこの日米アタック族たちはこのオスカーでの一件に刺激されたのか?まさか、、
物議を醸すジョークを自由に飛ばせるのがアメリカコメディ界の特徴なのだが、この自由を揺るがさないか心配だ。しかもまさかウィル・スミスのビンタが皮切りになるとは誰も想像しなかったはずだ。