さへる畑の活動日誌

~さへる畑とは~ サヘル・ローズのファンクラブ。とはいえ一般的なファンクラブではなく、日本はもちろんのこと、世界にも目を向け様々な活動を個人で行っている彼女と交流し、同じ意志を持った皆さんが集う場所。それがさへる畑です。ここではそんなさへる畑の活動記録を日々、綴っていきます!

さへる畑の活動日誌

~さへる畑とは~ サヘル・ローズのファンクラブ。とはいえ一般的なファンクラブではなく、日本はもちろんのこと、世界にも目を向け様々な活動を個人で行っている彼女と交流し、同じ意志を持った皆さんが集う場所。それがさへる畑です。ここではそんなさへる畑の活動記録を日々、綴っていきます!

マガジン

  • 『花束』プロジェクト

    児童養護施設出身の当事者が演じる、サヘル・ローズの初監督映画『花束』を一人でも多くの方々に見ていただくためのプロジェクトをご紹介。

  • インタビュー Sahel's Interview

    国内外で起こっている社会問題について、サヘル・ローズが常々思うことを語ったインタビュー。

  • サヘルの声 Sahel's Voice

    サヘル・ローズ本人による言葉を綴ります。

  • サヘル&ハタメンの活動

    ハタメンの中の人が、さまざまなイベント活動についてレポートします。

最近の記事

シネマ・チュプキ・タバタを知っていますか?

この度、11/17(日)から30(土)まで 田端駅の近くになります シネマ・チュプキ・タバタにて 『花束』上映されます。 ご予約はこちらからになります。 coubic.com/chupki/1951738 こちらの映画館をご紹介させてください。 チュプキの運営母体は、 2001年から目のみえない人たちと共に映画鑑賞を楽しむために、 言葉による映像の解説(音声ガイド)をいち早く手がけ、 視覚障がい者の映画鑑賞をサポートしてきた 「バリアフリー映画鑑賞推進団体City L

    • 「知多に薔薇を咲かせた夏 2024」後篇 サヘル・ローズ×高校生ディスカッション

      十代の若者の目に映る日本と世界 パネルディスカッションの部でサヘルさんとともに登壇したのは、司会を務める日比結菜さん(2年)と及川竜矢さん(2年)、そしてパネラーとして回答する森川涼子さん(2年)と竹内アティッラさん(3年)の高校生代表4人。またゲストスピーカーとして、ダイワスーパー社長(株式会社大和 代表取締役)の大山皓生氏も加わりました。 語られたテーマは、戦争、人種・民族差別、障害のある人々への偏見、難民・移民問題、政治参加、民主主義など、実に多岐にわたります。

      • 「知多に薔薇を咲かせた夏 2024」前篇 サヘル・ローズ講演より

        生き残った“語り部”として 年がら年中、仕事に東奔西走して大忙しのサヘルさん。中でも、二十代からずっと続けている日本各地での講演活動は、今や彼女にとってかけがえのないライフワークとなっています。 毎回、“瘡蓋(かさぶた)を剝がすような痛み”を伴いながら自身の生い立ちを振り返り、戦争体験や孤児院での生活、来日してからの辛酸を語り続けるのは、ひとえに平和を願うメッセージを、一人でも多くの人々に届けるため。 今年の夏、そんなサヘルさんの想いに呼応して、愛知県立阿久比(あぐい)

        • 「バラの恩返し」 いただいた優しさの種を蒔いて、社会の片隅を耕したいから

          私を救ってくれた日本の〈おせっかい〉が、支援活動の原点 私自身、過去には日本の方々の〈おせっかい〉に救われました。母とともに公園で2週間、ホームレス生活をしていた時、親切に声をかけてくださった学校の給食のおばちゃん。ひもじくてスーパーの試食コーナーを何度も回っていた私に、袋いっぱいの食べ物をくれたお店の人。その方々がいらっしゃらなかったら、今の私はないんですよね。 だから、昔の日本では普通だったそんな〈おせっかい〉を復活させて、再び広げていきたい。それが一番大きな、無限で

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        • 『花束』プロジェクト
          2本
        • インタビュー Sahel's Interview
          2本
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          5本

        記事

          さへる畑 presents「フェアトレードの店」 差し伸べられた手を、世界に返すために

          去る7月20日(土)、猛暑と雷雨に見舞われながらも、当事者と支援者の並々ならぬ熱意と尽力でなんとか乗り切った、第5回「難民・移民フェス」。参加者のみなさんは体調を崩されませんでしたか? さへる畑もすっかりフェスの常連になりました。今回のテーマは、ずばり「フェアトレード」です。 サヘルさんがこれまで世界各地を旅して回った、母国イラン、ヨルダン、サウジアラビア、ウガンダ、バングラデシュなどの、路上や難民キャンプ。そのほとんどは日本人になじみが薄く、ともすれば世界から忘れ去られ

          さへる畑 presents「フェアトレードの店」 差し伸べられた手を、世界に返すために

          苦しみに、順位はない

          サヘル本人です。 なんだか、お久しぶりです。 今回のタイトルに込めた思いは、 みなさんへ というべきよりも、 どこか 自分自身への問いかけなのかも。 この世界に、この星に。 この地球に、この人類に。 どこか崩れていく世界 それを横目でみなかった事には そう、簡単にできない でも、その違和感に気づいた途端 案外、疎外感と孤独に人間は落ちやすい 自分にしか見えてないようで 本当は たくさん、気づきあえてて どうしよう と思っていても行動にはそう移せない。 どう

          苦しみに、順位はない

          孤独から見いだした希望の光 サヘル・ローズ初監督作品『花束』特別上映レポート

          児童養護施設出身者が結集した第一作、満を持してプレミア上映 2024年6月22日、ユーロライブ(東京都渋谷区)で開催した「アジアンドキュメンタリーズ映画祭 2024」の一環として、映画『花束』の特別上映が行われました。 真夏日の午後にもかかわらず、開演前からお客さんたちが長蛇の列をなすほどの熱気に包まれました。サヘルさんや映画のファンだけでなく、児童養護施設の当事者や関係者の方々の姿も多く見られたようです。 1日限り、しかもサヘルさんご本人のトーク付きということで、約1

          孤独から見いだした希望の光 サヘル・ローズ初監督作品『花束』特別上映レポート

          猫背の2023年

          ふと、書き出してみた。 2023年の奇跡について 美しく煌びやかなファッション界を牽引し続けている ジョルジョ・アルマーニー『クロスロード』プロジェクト 日本アンバサダーに今年、選ばれたに感謝致します。 ただ正直にいいますと、何かの間違いでは?と思っています。 私はモデルでもない、高身長でもない、正直何者でもないからです。 ですが『クロスロード』に込められた思いを知り本質を聞けた時、 私は真っ先に養母の顔が頭に浮かんだんです。 そして外国人として日本で長く生活をして

          ペルシャの風よ、日本で暮らす人々の心に優しく届いて。 「第4回難民・移民フェス」レポート

          コスモポリタンで人に優しい世界を願う、半年に一度の祭典 安全な生活を求めて海外から日本に逃れてきた、多様なルーツを持つ人々を支援する「難民・移民フェス」も、今回で四度目の開催となりました。2023年11月4日(土)、柏の宮公園(東京都杉並区)に集ったのは、30組以上の出店者と出演者。 アジア・アフリカ・中近東・南米の家庭料理やお菓子、飲み物、雑貨・手芸品、服飾・装飾品、ちょっと変わり種のヘアアレンジ、書籍販売、公式グッズ、はたまた無料のお茶で一服できるチャイハネコーナーな

          ペルシャの風よ、日本で暮らす人々の心に優しく届いて。 「第4回難民・移民フェス」レポート

          子どもたちの笑顔が4年ぶりに戻ってきた! 筑波愛児園「納涼祭」レポート

          足かけ12年に及ぶ、サヘル・ローズさんと筑波愛児園との関わり 東日本大震災が起きた2011年、老若男女問わず誰もが痛みを抱えて、暗い世相から立ち直れずにいた当時の日本社会。ただでさえ、生きる喜びを感じることが難しい時代に、児童養護施設という環境で生活する子どもたちが、ほんのわずかな時間でも笑顔になってくれたら——。サヘルさんが筑波愛児園の子どもたちへ横浜の遊園地までのエクスカーション(小旅行)をプレゼントしたことから、今に続く支援が始まりました。 それから12年後の今年、

          子どもたちの笑顔が4年ぶりに戻ってきた! 筑波愛児園「納涼祭」レポート

          あの日の、この日

          終戦の日 あの日の、この日 と鮮明に語り出してくれる語り部さん もう、どれほどいるのだろうか 語りつぐことで、 戦争のない世界を訴え 語り継ぐことで、 同じ過ちを、 悲劇を起こさせない その想いだけで、 戦争を生き延びた人々は 今もなお、 声を押し殺し 心をすり減らしていく 傷口をなん度もえぐり 瘡蓋を何度でも剥がしていく そこまでさせてもなお 終わりのない、戦争 終戦記念日と表記を一部で見るたび 記念日ではない 戦争は一度たりとも美化できない 戦争に勝ち負

          あの日の、この日

          2027年国際園芸博覧会 課題点について

          みなさん おはようございます。 正直、今、どの時間なのかがわかりません。 海外で撮影をしています。 ふと、ちゃんとお礼をお伝えしないと。 こうして登録してくださった事を、 そして仲間が書いてくれた文章にも、♡を たくさんくださりありがとうございます。 今回は私サヘルが書かせていただく記事となります。 2027年国際園芸博覧会 EXPO2027 について、私なりの言葉で課題点・問題点を書きます 開催予定はまだ先なため、 正直、地球があるとも限らない 明日を生きる前に

          2027年国際園芸博覧会 課題点について

          「さへる畑」へようこそ

          さへる畑ができるまで 映画や舞台の俳優業、テレビ番組のタレント業などを中心に、芸能界で活躍しているサヘル・ローズさん。でも、サヘルさんには人権活動家という、もう一つの顔があります。それは多くのインタビューや、2009年の著書『戦場から女優へ』(文藝春秋刊)などでも語られているように、彼女自身の生い立ちと大きく関係しています。 「さへる畑」って何? と不思議に思う人もいらっしゃるかもしれませんね。そこでまず、この活動が始まった背景を少しお伝えしておきましょう。  さへる畑

          「さへる畑」へようこそ

          さへる畑も出店しました! 「第3回難民・移民フェス」レポート

          草の根支援から始まった、多くの人々が集まる異文化交流の場 さまざまな国々や民族文化のルーツを持つ人たちと支援者が一緒になって、その土地ゆかりの食事やお菓子、ドリンク、雑貨、アート、書籍などを紹介しながら販売する、「難民・移民フェス(Refugee & Migrant Festival)」。2023年5月20日(土)には第3回フェスが開かれ、平成つつじ公園(東京都練馬区)で大いに盛り上がりを見せました。 公園の敷地内いっぱいに約28組の出店がずらりと並び、ステージでの歌や楽

          さへる畑も出店しました! 「第3回難民・移民フェス」レポート

          『さへる畑』という、わたしの居場所

          『ただいま』と『お帰りなさい』 このさりげない会話がどれだけ居心地がいいのか。 いや 私の妄想なのかも知れない 誰かの喜びも悲しみも 『おなじ』には慣れない。 相手の気持ちも自分の気持ちも 『分からない』 けど、大切なのは『繋がっていく』 人間だもの、アナタもわたしもね 否定を肯定にできない 10人十色という言葉があるように 考えが一致しないのが人間でシンクロ率が100%になることもない 無理やりは誰も幸せになれない なら、コツコツ 自分の道を歩く丁寧に。 いつか

          『さへる畑』という、わたしの居場所