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春の旅行『民族植物と食の実験室 | 里山文庫@奈良』へ -前編-

みなさん、こんばんは。
今日もお疲れ様です。

私は現在40代、独身、天涯孤独で
関東のとある団地に、一人で暮らしています。

私は週末、一泊二日で奈良へ旅行に行ってきました。
かねてより興味のあった、
民族植物と食の実験室「里山文庫」が主な目的でした。

まずは東京駅から新幹線に乗って京都駅へ、京都駅からはJRみやこ路で奈良駅へ出ました。
奈良駅からはJR万葉まほろば線で長柄駅へ、片道およそ5時間の旅でした。

民族植物と食の実験室「里山文庫」に到着したには、14時半頃でしたかね。
2日間、自然豊かな土地で、野草を採取し、採取した植物を使ってお茶を作ったり、
お料理をしたり実地で学んできました。

そこで得た野草料理の魅力と楽しみ方について、紹介したいと思います。

「野草料理の魅力と楽しみ方 - 野草採取から調理まで」

野草料理の魅力は、まずその独特の味わいにあります。
野草は、自然の恵みであるため、一般的な野菜や食材とは異なる味わいを持っています。
例えば、一般的に売られている野菜とは違い、芳醇な香りや苦味、または甘みがあったり、
風味が全く違ったりすることもあります。

そのため、野草料理は、どれも独自の味わいがあり、
食べるたびに新しい発見があるのが楽しいところです。

また、野草料理は、地元の食文化や季節感を感じることができます。
日本に生息する植物はおよそ6000種類といわれており、季節によって採れるものが異なります。
例えば、春には山菜、夏には蕎麦の花やシソ、秋には栗や柿の葉などが多種多様な植物が採れます。
季節感を取り入れた料理は、その土地ならではの風味があり、地元の食文化を知ることができます。

また、野草料理は、健康にも良いとされています。
野草には、ビタミンやミネラル、食物繊維、ポリフェノールなどの栄養素が豊富に含まれています。
また、野草は農薬や化学肥料を使わずに育つため、無添加で安心して食べることができます。
私はこのところ健康に気を使う生活を心がけていますので、自然食が特に好みです。

そして、野草料理は、自然との触れ合いを通じて、自然の恵みを感じることができます。
野草を採取することで、自然の中での時間を過ごすことができ、
心身ともにリフレッシュすることができます。
また、野草を採取する際には、植物の成長環境や生態系について学ぶこともできます。
自然に触れることで、環境に対する理解や関心が深まり、持続可能な社会を実現するための一助になるかもしれません。

さて、野草料理を楽しむには、まず野草の採取方法を知ることが大切です。
野草は、採取する場所や時期、種類によって毒草となるものもあります。
そのため、野草を採取する際には、専門のガイドブックや先人の知恵に学ぶことが必要です。
また、採取した野草は、衛生面や保存方法にも注意が必要です。


天日干ししている藤の花

今回は里山文庫の前田さんに近くの採取スポットにつれていっていただき、
ガイドを受けながら野草採取をいたしました。
前ださんに案内していただきながら、ヨモギ、カラスノエンドウなど、様々な野草を採取していきました。
採取した野草は、実験室で調理するために持ち帰りました。
野草の中には、聞いたこともないものや、食べたことのないものが多くあり、
どのように調理すれば良いのか、興味津々でした。


採取した野草たち

そして、採取した野草を使って、実験室でお料理のレッスンが行われました。
野草を使ったお料理のレシピを教えてもらいながら、実際に作ってみました。
野草を使うことで、普段の料理とは違った味わいを楽しむことができました。
また、野草にはそれぞれ栄養素が含まれており、健康にも良いということがわかりました。

今回は、里山文庫の前田さんが実際にタイのアカ族の村にホームステイされて学んできた料理や、
台湾や中国の料理がベースとなったレシピで薬草を使って作りました。

■白身魚蒸し(プラー・シーユー)
白身魚を三枚おろしにして、葉っぱをひいた蒸し器に入れて蒸します。魚の上にレモングラスなどの香草をのせました。


白身魚蒸し

■ワンタン揚げ
乳鉢でひたすら白身魚を潰し、別の乳鉢ですりつぶした野草(ヨモギなど季節の葉)と混ぜ合わせ、餃子の皮や葉っぱに包んで揚げました。


葉っぱで包んだワンタン揚げ

■春キャベツの炊き込みご飯(高麗菜飯)
干しエビ、しいたけ、豚肉の細切り、キャベツを炒めて味付けをして、炊き上がったご飯にまぜました。

■ノカンゾウとノビルの根っこのヌタ
ノカンゾウを茹でて冷ましたら、水分を絞り、味噌と酢と合わせ、モクレンの花の甘酢漬けとあわせ、柑橘の器に盛りました。

■いちごのカルパッチョ
生ハムやスモークサーモンとプチトマト、ミントなどを苺のソースであえます。


野草料理

野草料理は、既存の料理にプラスするだけでなく、新しいアイデアで楽しむこともできます。
野草料理には、和食・洋食・中華料理だけでなく東南アジアなど、さまざまな地域の料理があります。
例えば、春にはワラビやタラの芽を使った天ぷらや炊き込みご飯、
夏にはミントやバジルを使ったスムージーやサラダ、秋にはキノコや栗の実を使ったパスタやスープなどがありますし例えば、ドライフルーツやナッツと一緒にクッキーやマフィンを作ったり、
野草のドレッシングをかけたピザを作ったりすることもできます。

ここで、野草料理を楽しむためのポイントをまとめておきます。


まずは、野草の採取方法や衛生面について十分に学ぶことが大切です。
また、季節感を取り入れたレシピや新しいアイデアを試してみることで、
野草料理の魅力をより深く味わうことができます。

採取後は、早めに水洗いし、調理するか、天日で干したり、
砂糖漬けや塩漬け・アルコールで漬けるなど保存食にすることが望ましいです。


夜には、同じ日程で宿泊している人達と野草に興味をもったきっかけなど
同じ趣味を持つ者同士、話は尽きること無く楽しい時間をすごす事ができました。

翌日は薬草を使ったお茶作りを体験する予定です。

このように、野草料理は、自然との触れ合いや、新しい食材の発見、
そして健康的で美味しい食事を楽しむことができる素晴らしい体験です。

野草料理を楽しむためには、野草の採取に関するルールや知識を守りながら、
安全に楽しむことが大切です。

野草料理に興味がある方は、ぜひ、専門の実験室やイベントに参加して、
野草料理の魅力を体感してみてはいかがでしょうか。

■里山文庫の前田さんよりオススメされた書籍
『気をつけよう!毒草100種』中井 将善 (著) 金園社

ここまで長々と、書き連ねてしてしまいましたが
最後まで読んでくださって、本当にありがとうございました。

(おそらく、つづく)

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