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縄文土器のなかに金が入っていた話(1620文字)
2022年の6月法事で訪れた岩手県にある母の実家
裏山の中腹にある畑を探索していると
ヒト欠けの石片がありました。手に取ると何か模様が、、、、
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これ土器じゃね?
縄文土器でした。
ばあちゃんちから縄文土器がでました。
山を駆け下り、納屋から軍手とシャベルを引っ張り出し
いざ、周辺を発掘開始
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30分ほどで3つの破片を見つけました
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絵具ブラシで丁寧に土をよけ、観察してみると
美しい文様とともに全体的になんかキラキラしてる
金じゃね?
金でた!!!!!
ついに金脈あてたかとドキドキ()しながら
観察を続けると、白い小石もチラホラとある
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いざググってみると、いろいろ判明しました。
キラキラ見えていたものは雲母岩でした。
また白く見えていたのは石英の破片とのこと
雲母鉱物は、六角形の薄い板状の結晶をしており、分子構造において水素結合が存在するため、剥離性を持ちます。つまり、平行な面に沿って容易に分割できる性質を指します。そのため、雲母岩は薄く剥離しやすく、シール材や絶縁材料などに利用されます。また、剥離性を利用して、雲母を薄く削ったり、薄板状に加工することも可能です。
つまり砕いた雲母岩と石英だったわけです。
しかし、ここで2つの疑問が
・雲母岩を混ぜた理由は?
・石英はどうやって砕いたのか?
雲母岩を混ぜた理由としては諸説あるようですが、彼女いわく
雲母岩は、火山灰や火山岩が風化・分解してできる鉱物の混合物で、非常に高い耐熱性を持っています。また、雲母岩の成分には、熱を加えることで膨張する性質がある鉱物が含まれており、焼成中に発生する微小な気泡を効果的に拡散させることができます。このため、縄文時代の人々は、雲母岩を含む粘土を土器の材料として利用することで、より強度が高く、熱に強い土器を作ることができました。また、雲母岩が含まれることで、土器の表面に独特の質感が生まれ、美しく装飾的な土器を作ることができたと考えられています。
つまり、強度を高めるためと装飾のためであるとのこと
たしかに夜空に輝く星々のように煌(きら)めいてる。。。
・続いて、石英をどのようにして砕いたのだろうか
石英はめちゃくちゃ硬いことは、俺でもしってるが、、
石英は、モース硬度スケールにおいて、最高の硬度である7を示す鉱物の一つです。このため、石英は非常に硬く、傷つきにくく、耐久性が高いことが知られています。
石英の加工に方法は諸説あります。まず、石英を破片状に割って、比較的小さな塊にします。その後、石器や石灰岩などの堅い素材を用いて、石英を研磨して粉状にします。この際、石英を研磨する素材には、石英よりも硬い鉱物を用いる必要があります。また、石英が硬いため、研磨にはかなりの力と時間が必要であったと考えられています。
得られた石英の粉末は、土器の材料としてだけでなく、細工物や絵具としても利用されていました。縄文時代の人々は、石器技術を駆使して、自然の資源を利用することで、高度な文化や技術を築き上げていったと考えられています。
縄文人すげえ!!!!
((chatGTPすげえ‼‼))
異星からの来訪者によって伝播された技術(テクノロジー)説をわたくしとしては強く推していきたいが、人類の英知のたまものであるとのこと。
終わりに
高度なセラミック作成を可能にした縄文人の技術力の高さを
実際に目の当たりにして、縄文時代に興味が出てきました。
教科書ではほんの数行でまとめられてしまう1万2千年間の不思議に
ロマンを感じつつ、これからも縄文時代とは何だったのかを(そして失われたロストテクノロジーをめぐる数々の謎なミステリーを)
深堀りしていきたいと思います。
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