兵庫県加古川市にある千代治のくつ下 ニットギャラリー露草にて展示会を開催する。
会場の所在地は「加古川市」となっているが、JRを使って会場に行くにはその1つ奥の宝殿駅で下車する。宝殿駅は初めて下りたんだけど兵庫県高砂市になっており少し混乱する。
Googleで経路を調べると宝殿駅からバスで8分、最寄りのバス停から徒歩で17分となっており、もともと最近運動していないこともあったので、いつもの手提げカバンはリュックサックに変更してからMessengerで「今から向かいます」とコメントを入れると、赤穂ギャベの仲間の一人に駅まで迎えに来ていただくことになった...。今回、社会情勢も鑑みても、都会を経由する公共交通機関で向かうのはちょっと悩んでいた時期もあって、突然行くと宣言したことで若干ご迷惑を掛けたかも知れないとも思っている―、感謝。
会場に到着すると、およそ12年ぶりにお会いするのか、2008年に京都で開催した「幻の『赤穂緞通』展」でご一緒した方と再会することができた。彼女は赤穂緞通研修生の一期生だと改めて伺ったが、どんなことでも初回というのは熱量が高い♪
今回の展示会のご案内
赤穂ギャベの仲間である赤穂緞通 六月さんとともに展示会を行います。
会期中、3月14日(土)のみとなりますが、ミニギャベ(タペストリー)の手織りワークショップも開催します。(すでに予約が埋まりました。感謝です♪)
開催日時:
2020年3月13日(金)~ 15日(日)
各日10時 ~ 16時
会場:
ニットギャラリー露草
千代田繊維工業株式会社(千代治のくつ下)
〒675-0347 兵庫県加古川市志方町永室219-1
TEL 079-452-0243
https://www.chiyoji.com/shop_kobo.html
同じ時期にニットギャラリー露草にて開催される展示会もご案内しておきます!
うさとの服 展示販売会
3月14日(土)、15日(日)
https://usaato.com/
tamaki niime 展示販売会
3月14日(土)、15日(日)
https://www.niime.jp/
千代治のくつ下直売所
会期中はオープンされています。(靴下、買いました♪)
<赤穂ギャベとは>
百年余前、赤穂ではシルクロードによって運ばれた大陸の絨毯をもとに、日本の風土に合わせ綿糸でつくられた手織りの絨毯「赤穂緞通」が生まれました。羊毛を使った手織りの絨毯ギャベは、遊牧民が日々の暮らしの中で実用品として使うために織られています。その広漠な草原や山岳地帯の光景はシルクロードを通して瀬戸内の海辺の開放感へと繋がっています。
... そんな思いを馳せながら、赤穂緞通の織り手の有志があつまって開発した敷物を「赤穂ギャベ」と名付けました。
ようやく研修生や綿糸の販売も形になってきたので、最近、使っているプロフィールはこちら♪
わたしたちは兵庫県赤穂市御崎にて、赤穂緞通で培われた技術に柔軟な発想を取り入れて、今の暮らしに合うように、綿糸でつくる手織りの椅子敷きを制作しています。「織る」という行為自体も大切にしたいと考え、ワークショップ、研修生、綿糸の販売も行っております。
赤穂ギャベ(椅子敷き)のオンラインストア
赤穂ギャベでも使っている綿糸のオンラインストア
赤穂緞通 六月さんの展示をちらり
土耳古(トルコ)と名付けられた赤穂緞通(古作)。繊細な枝ぶりの松や犬(狛犬っぽいが)以外の文様はイスラム美術の系譜が感じ取れる。
赤穂緞通(古作)「十字唐草」の縁付近の詳細。曲面の写真に見えるが実際に丸めている状態。ひと目分の筋模様が薄っすらと淡いベージュで二色使いとなっているのですが、個人的には絶妙な配色で好きです。(裏を見ると、緞通特有のコブの退色が進んでいないので昔の色が多少なりとも残っている)
画面下にあるくねって曲がった模様は結界の役割のように縁に配された龍文で、その竜は「虺竜(きりゅう)」とも呼ばれ、古代の青銅器などでも瑞獣として多用されている。その龍文から二匹の竜を抜き出し赤穂ギャベの椅子敷きとして落とし込んだりしている。
備忘録
慈雨(じう)
宝殿駅近く趣きのある喫茶店。住宅地の中に時代を超えて現れたような哀愁ある古家に入ると、美術、民芸、ジャズなどに傾倒した喫茶店然としており、そしてコーヒーが旨い。店名の「慈雨」は安岡章太郎著の書籍からだろう。ちょこんとわかりやすく飾ってあった♪
尉と姥(じょうとうば)
写真は宝殿駅前(南口)にあった「尉と姥」の石像。結納など慶事の象徴になっているようで高砂市が発祥地とされている。ちらり調べてみるとイザナギノミコト(伊弉諾尊)とイザナミノミコト(伊弉冉尊)の二神がこの姿に成り代わり夫婦の在り方を説いたと云われている。(数年前に滋賀県の多賀神社に行ったけれど、その二神を祀る総本社ですね)
そばめし
神戸のご当地グルメだと思っていたけれど、加古川市(正確には高砂市宝殿駅)も定番のようだ。まぁまぁボリュームあったわ。
#赤穂 #赤穂緞通 #工芸 #ノッティング #綿糸 #手織り #椅子敷き #赤穂ギャベ #加古川 #千代治のくつ下 #展示会
僕のnoteは自分自身の備忘録としての側面が強いですが、もしも誰かの役にたって、そのアクションの一つとしてサポートがあるなら、ただただ感謝です。