お久しぶりです。ロシアの留学日記①
Дорообо!(ドローボ!)ーサハ語でこんにちは!ー
前回の更新から早半年経とうとしてます。結構、何かを続けるって大変なんですよね。最近は気が億劫になってページを開くにも開けないなんていう状況と年末年始にかけての大学院の追い込みに追い込まれた試験準備、試験本番で終われてましたー(笑)
まあ、そんなことも生活してたらありますよねー。なので、三日坊主で”継続”という言葉からかけ離れている私の留学日記更新は不定期に気が向いたらやりたいなーと思います(苦笑)
そんなこんなで、日本から遠く離れたロシアの北西部にあるアルハンゲリスク市の北方(北極)連邦大学に留学している訳ですが・・・(2022年9月〜)実は私が今住んでいる街は少し前にYahoo!ニュースで少し有名になっているんです。ええ。それは政府関係の少しネガティブなことについての記事でした。通っている大学も同じでしたが、規模感でいうと、北大とか、東大とか、早稲田とかそれくらいの規模感なので、正直どこの誰ぞ??という感じで見てました。まあ、国内は平和だとはいえ、油断していると大変なことになるので身を引き締めましょう。(身の安全は自分で守る的な)という教訓になりました。
もちろん、日常でそのような議題が全くない、タブーだ。なんてことはないんです。世間話の流れでそのような話をしたこともありますし、一方で話題をそもそも触れたくないから、やめてほしいという人もいます。
でも一律して言えるのは政治と我々の日常をごちゃ混ぜにするなと大方の国民は思ってます。それもそうだなと。日本で同様のことになった場合に、関係ない自分が世界からの批判の対象になって、不自由が出て、それでも叩かれるのは、理不尽だと思ってしまいます。人について考えるとき、自分は目の前にいる人がどうかについて考えるようにしてます。あくまで個人的な感想です。
ロシアにも優しくて面倒見のある人もいれば、なんだこいつ・・という人間のクズを見ている感覚に陥る人もいます。日本が好き。日本語を勉強しているからと言って、日本の文化をきちんと理解して接する人もいれば、ただ自分の好きな日本を押し付ける人も多いのが現状。価値観が合う合わないは人それぞれ。日本語教師としてフリーランスで働きながらそんなことを思いました。ありがたいことに、VK(ヴィケー=フ・コンタクト)で「日本人です」と載せると見ず知らずの人から、まーまー沢山のDMがくるんですね。良くも悪くも。変な人もたくさんいたし、気が合う方とは仲良くさせていただいてます。こんな風にSNSを駆使した人の輪の広げ方はZ世代(現代)ならではの手法かもしれないですね(笑)
ところで、現在、環境系の大学院に入学してから早1学期が終わり、2月7日から2学期目が突入してます。ここでロシアの大学制度について簡単に説明します。
2学期制。9月〜1月(1月はほぼ期末試験)が冬学期。2月〜6月(場合によっては7月の初めも?!)が夏学期と分けられます。
学士(бакалавр:バカラーバル)
1〜4年が一般的
5年目は教育学部やダブルスクールをしている人、休学をした人(大学生活で1度きりの切り札と言われてる)がいます。カリキュラムが決まっていて、朝から夕方まで勉強しているイメージ(サハ時代の友達の時間割より)
修士(Магистратура マギストラトゥーラ)
2年制。休学も1度使える。(1年間休学できる)授業自体はカリキュラムが決まったもので強いていうなら小中の時間割。選択という自由が全くない(笑)たまに、学部時代の単位を使って修士の嫌な授業や既に経験済みの授業に来ないという選択を取る人は割にいます。
授業自体は夜間学校ではないのですが夕方の6時から9時まで(先生によっては8時で切り上げてくれる。)でも基本的に、クラスメート12人のうち8割は働いていて半数以上は正社員として平日の日中働いているので、やはり授業が長引くと疲れる・・・。ということで学級委員長を先頭に20時以降まで授業を引き伸ばさないようにと先生への圧がすごかったです。そして20時半を過ぎた時はグループラインがアレに荒れまくってました(笑)いい思い出です笑
博士(Аспирантура アスピラントゥーラ)
先生との1対1の作業なので(論文や研究など)大学に毎日行く必要はないらしいです。
私はロシア教育省のクオーター制度(国費奨学生制度)を利用して留学しているので授業料・入学料が無償で、月々4990ルーブル(なぜか5000ルーブルではない笑)もらってます。しかし、最初は3980ルーブルだったり、9月から支給なのに11月まで入ってこないなど、トラブルはつきものでした。毎月5日支給(目安)
月々の生活費の振り分けはこんな感じ。↓
●住居費(寮の1人部屋):4400ルーブル
(1月から200ルーブル値上がりして今の価格に・・・
値上がりする時は年の変わり目によくあるのだそう)
●通信料(携帯電話):530ルーブル
Beeline使用。YouTubeと運命共同体であるため、YouTube無制限プラン使用中。電話は200分、15Gバイトで契約。そのため、一般よりも少しお高め。必要最低限にすれば350〜400ルーブル台に抑えられる。
とりあえず、現在はこの必要最低限は奨学金で賄えているので大変ありがたい(平和的に生存できるレベル)
問題はここからだ。食費、交通費、娯楽費、旅行費はどうやって賄っているか・・・
答えは簡単で、アルバイトに勤しんでる。最初は組織に属した語学学校での日本語教師のバイトであった。しかし、決められた通りの日時に、授業予定をたて、ちゃんと語学を教えた経験もないのに教える、相当なプレッシャーだった。多分、日本の職場を想像するとそうでもない気がするが私にとっては相当なプレッシャーで大変居心地が宜しくない。そんなこんなで3回やってやめてしまったということもあった。
現在は以前からやっていたサハ共和国のオンライン日本語学校で日本語ネイティブとして会話のためのALTやアルハンゲリスクの日本語学校で毎週土曜日に日本語文化の講義をしている。(カルチャークラブ。現在はサポートしてくれる上司が体調不良のためお休み)また、月〜日で都合の良いタイミングで同僚の先生の教室で日本語アシスタントとしてお手伝いをしている。
メインは木・土・日に行っているフリーランス日本語教師だ。個人授業なのでその生徒に応じた柔軟な授業が求められる。と言っても文化や会話をメインにしたり、色々自分なりに試行錯誤を重ねながら日々頑張っている。
そうして諸々稼いで多いときで35000ルーブル。フリーランスで月々12000〜20000ルーブル程度の安定した収入を得ている。
話を戻すが、このバイトでの収入のほとんどは食費か交通費に費やす。
交通費はたまに乗る市内バスで片道36ルーブル(前は32or34ルーブル)これは自宅から離れた語学学校に行くとき、大学の授業に遅れそうな時に使うことが大半だ。食費は一回の買い物で200〜900ルーブルなど振り幅が広いが週に2回を目安に買い物している。(正確な支出は計算していない笑)あとは、外食を楽しむこともあって、安定した収入を見込める最近は週1のご褒美もありかなと考えている。(ビジネスランチ縛りで1回につき500ルーブルまで)でも、食べたいものは衝動的なものがない限りは食材を調達して自炊で賄っている事がほとんどだ。その方が満足度も高い。
また、これから夏に向けて極東地域(サハ共和国やウラジオストク、サハリン)に旅行するために1か月1万ルーブル貯金を目標に頑張ってます🔥
とりあえず、オチがあるんだかないんだかわからない記事になりましたが、深夜12時を回ったので今日はこの辺で。1学期や日本に一時帰国した時、北欧やイタリアを旅行した時の話も近日中にできたらいいなあ・・・
今学期は化学がやばいので翻訳と英語と実験を睨みながら頑張りますwwww
今学期もオール5取れますように!それではпока пока(パカ〜パカ〜)!!
үчүгэй тык утөй(ウチュゲイ・トゥクトゥイ)〜!
サハ語でおやすみなさい〜!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?