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カオスな絵面を見ながら自由を求めるバイクアクションゲーム『LocoCycle』

皆さんどうもこんにちは、シアンです。
今回は皆さんに『LocoCycle』というsteamのゲームを紹介していきたいのですが、百聞は一見に如かず。
まずはこちらの画像をご覧ください。

大分情報量が多い

これは自我を持ったバイク、アイリスがエンジニアのパブロを引き摺りながら走行しているシーンです。
彼はこのゲームの本編中、ほとんど引き摺られ続けています。
この凡そ正気とは思えない絵面を見ながら遊ぶゲームがLocoCycleです。


ストーリー

ゲームを始めると、最初には何故か実写パートが挿入されます。

世界の超大物が集まってる感じらしい

め、滅茶苦茶低クオリティなB級映画って感じ~~~……
このパートに関して言えば(特に最初は)バイクが人を引き摺りながら走ってる絵面を楽しめる人なら楽しめるって感じのシュールギャグパートなのであまり気負わずに流し見すると良いと思います。

最初の実写パートを要約すると
世界有数の大企業が大金をはたいて作った超高性能AI搭載の戦闘用バイクのアイリスとスパイク。

右がアイリスで左がスパイク。

しかし、アイリスは雷に撃たれて故障。自我を持ってしまい、コマーシャルをやっていた世界で最も自由なレースに興味を持つ。

自由の概念を知ってしまったアイリス

レースに参加したいと思ったアイリスは、修理中のエンジニアであるパブロを(文字通りズボンの裾を)巻き込んで走り出す!

連れていかれるパブロ

果たしてアイリスは無事にレースに辿りつき自由を手にする事が出来るのか。
パブロは無事にアイリスから解放され自由を手に出来るのか。
そして、巨大犯罪組織の目的とは……!?

最初なんだこれ!?と思っていた実写パートも段々気になってきて、最後には凸凹コンビの行く末が気になって応援してしまうようなストーリーが魅力的です。

ゲーム中の漫才

このゲームの面白い部分はやっぱりエンジニアを引き摺りながら楽しそうに走行する鬼畜バイクの絵面にありますが、この凸凹コンビは一発ネタに留まらずにずっと漫才をし続けてくれます。

パブロはずっと「助けて!!」とアイリスどころか周囲の敵達に向かってさえ訴え続けるのですが、敵からすればパブロはアイリスを奪った泥棒だし、アイリスは故障してるのでトンチンカンな受け答えしかしません。
そのうえムービー中の音声含め漫才は全て日本語字幕対応済み。機械翻訳でもない優れた翻訳のため、ジョークを楽しめる事は間違いないでしょう。

助けを求めるパブロ。
一方のアイリス

重ね重ね言いますが、アイリスは故障しているだけで悪気があるわけではないのです。
上に付与された画像のように、アイリスはパブロと走る事を楽しんでいて、ただ純粋に自由を手にするために相棒のエンジニアと共に冒険する事を心の底から嬉しく思っている可愛らしい少女のような人格を有しています。

初めて見る星空の下でパブロと語らい合うアイリス


問題はパブロを引き摺っていることだけです。

感動するアイリスと焚き火を死ぬほど煙たがっているパブロ

ライバル

そんな凸凹コンビの行く珍道中ですが、ライバルが現れます。
そう、アイリスの兄弟機であるスパイクです。

アイリスに迫りくる"暗殺者"スパイク

彼は闇組織の命を受け、アイリスを破壊するためにステージ1のボスキャラクターとしてアイリスとパブロの前に立ち塞がりますが……一度撃退したところで彼の執念は止まりません。
アイリスと同等の超高性能AIを搭載した彼は、完璧な作戦を立てて再びアイリスの追跡を開始します。
その作戦とは

最高峰のAIが出した答えか?これが……

彼はアイリスに人間の助っ人がついていたのが敗因だと分析し、手頃な人間を引き摺る事でパワーアップを目論んだのであった……!
が、引き摺ったおばちゃんが曲者でありまして。

アイリスの行き先予想を聞かれたおばちゃん、なんだこの余裕

このおばちゃん、この異常事態にも関わらずスパイクを自分が向かいたい場所に誘導するという強キャラムーブをかましてきます。何者なの?
こうしてアイリスと正反対に人間に振り回される事になったスパイク。このゲームは魅力あるサブキャラからも目が離せなくなるのです。

アイスが好物になりつつある"暗殺者"スパイク

ゲーム性

ここまでストーリーの魅力を話して来ましたが、ゲームとしての完成度も中々高いです。

逃げ惑う悪の研究員を攻撃するアイリス

超高性能戦闘用バイクとして作られたアイリスは銃を物理的に放つ他、タイヤで殴り掛かったりターボで高速移動したり、短時間なら飛行する事すら可能です。
その様々なアクションはQTEとして表現されていますがその難易度は低く、
筆者が失敗した事はプレイ中一度もありませんでした。
HPが0になってもチェックポイントから再スタートとなるためストレスも溜まりにくく、多彩なアクションが直感的に出せるのは魅力的でしょう。

パブロを投げつける攻撃のチュートリアル

問題点を挙げるとすれば、コントローラーで遊ぶことを前提に設計されているためにキーボードで遊ぶとやや操作しにくい所ですが、慣れれば難しくない難易度に設定されていると思います。

モーションもモーションキャプチャ技術を用いてしっかりと製作されており、見ているだけで楽しく、操作していて爽快感があります。

何より、このクオリティで¥980
セールが来ればもっと安くなるという太っ腹ぷりです!
興味を持ってくれたあなた、是非『Lococycle』をsteamのウィッシュリストに登録するか、早速カートに入れてしまいましょう!

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