マジック解説 【S・A・I】
【現象】
観客に1枚のカードを選んでもらい、そのまま持っていてもらいます。(フリーチョイス)
マジシャンは残りのカードをテーブル上に広げています。もちろんすべて裏向きで。
それをゆっくりそろえて、おまじないをかけるだけ。
もう一度ゆっくり広げると・・・
John Bannon(ジョン・バノン)のPlay It Straightという傑作マジックがあります。
観客に1枚選んでもらったカードはそのままで、残りのカードを表裏に混ぜていきます。
おまじないをかけると、なんと選んだカードと同じマークのカードだけひっくり返って出現します。それによって観客の選んだカードが分かるというもの。
Play It Straightの実演はこちらです↓
Play It Straightは通常のトライアンフ現象と違い、同じマークのカード(この演技の場合12枚)がひっくり返って出現するという非常にインパクトのあるカードマジックです。
しかも現象はインパクトがあるのに意外と難易度は低めという、長くマジシャンに愛されるのもうなずける素晴らしいマジックです。
そしてそれを元に生まれたのが今回の【S・A・I】です。
Play It Straightではトライアンフの派生なので、表裏混ぜる部分がありますが、
【S・A・I】ではそれを省いて”ただ揃えてもう一度広げるだけでに同じマークの12枚のカードが表で出現する”という不思議さを強調しました。
さらに最後にすべてのカードも順番通りに揃うというクライマックス。
マットの上で美しくカードが不思議を描きます。
【S・A・I】には”彩”という意味も含まれています。
僕にとって一番お気に入りのマジックです。
ぜひ美しいカードマジックを。
解説は有料になります。
解説には【S・A・I】の制作経緯の説明のため、Play It Straightの解説も含まれます。
※ノートの購入に関して不明な方はこちらをご覧ください。
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