パックリアン戦法 ~基本変化①その先へ後編~
今回も上記の記事の補足となる。前後編のうちの後編だ。
後編は△47飛成に▲86馬の変化のその後だ。
ここから △56竜 ▲68玉 △34歩 ▲77桂 △31角
と進んで下図が上記の記事の結果図であった。△31角がパックリアンの秘手であり、これにて後手良しと書いたが実際にはどうか検証をしていきたいと思う。
ちなみにこちらの局面は、我が家の水匠2で評価値が後手に+250~300点であった。
1、良くならなければおかしい!▲31同角成の変化
まずは先手が素直に▲31同角成と応じた場合を見ていこう。先手の主張点であった馬が消え、どう考えても後手が良くならなければおかしい。
ここから先は
2,465字
/
18画像
¥ 100
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?