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クルトワvsオブラク サモラ賞を巡る戦い

ラ・リーガ1シーズンにおいて、1試合平均失点が最も少なかったGKに与えられるサモラ賞。
今季のサモラ賞の有力候補と見られているのが、アトレティコ・マドリードのGKヤン・オブラクとレアル・マドリードのGKティボー・クルトワだ。

現在、27試合で21失点(1試合平均失点0.78)のオブラクがサモラ賞争いでトップに立っている。
クルトワは24試合で16失点(1試合平均失点0.67)と、オブラクよりも低い失点率を誇るが、試合数がまだ足りていない。サモラ賞を受賞するには、「60分以上プレーした試合が28試合以上」という前提条件があるからだ。
もし、クルトワが次の4試合で現在の失点率を維持していれば、オブラクを抜いてトップに立つ可能性がある。
レアル・マドリードの選手がサモラ賞を受賞したのは、2007/08季のイケル・カシージャスが最後だ。

クルトワは過去に2度、サモラ賞を受賞している。アトレティコ・マドリード時代の12/13季と13/14季で、1試合平均失点はそれぞれ0.78と0.65だった。
異なる2チームでのサモラ賞受賞となれば、リカルド・サモラ(エスパニョール、レアル・マドリード)、サンティアゴ・カニサレス(セルタ、バレンシア)に続いて、史上3人目のGKとなる。

クルトワはすでにチェルシーで16/17季にプレミアリーグのゴールデングローブ賞、ベルギー代表で2018年ロシアW杯のゴールデングローブ賞を獲得している。

2018年夏のレアル・マドリード移籍後は新たな環境に適応するのに苦労したクルトワだが、ケイロル・ナバスがパリサンジェルマンに移籍した今季はパフォーマンスが改善されている。
クルトワは昨年10月、「レアル・マドリードのGKになりたいのであれば、このプレッシャーをどう受け止めるかを理解しなければならない」と、『MARCA』に対して語っている。
クルトワは今季、ジダン監督のチームの中で最も重要な歯車の一つとなり、リーグ優勝を争うレアル・マドリードを牽引している。


【Source】6月2日、MARCA

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