プレミア3クラブによるヴェルナー争奪戦

ヴェルナーは、今夏のイングランド移籍が濃厚と報じられている。

ヴェルナーは3月、「リヴァプールにはユルゲン・クロップという世界最高の監督がいる。僕のプレースタイルにピッタリかもしれないことを示唆する多くのことがある」とコメント。
ヴェルナーはアンフィールド行きを希望しており、リヴァプールからの正式オファーを待っているとされている。

クロップ監督は本人に直接会って説得したいと考えているが、コロナ危機によってまだ実現できていないと報じられている。
だが、ヴェルナー獲得を熱望しているクロップ監督は急ぐ必要がある。
ヴェルナーの契約解除金6000万ユーロの支払い期限（6月15日）が迫っているからだ。

マンチェスターUとチェルシーも、ヴェルナー獲得に動いているが、リヴァプールが契約解除金の支払いを拒否した場合にのみ、ベルナーは他クラブからのオファーを検討すると見られている。

そして『Mirror』は28日、「リヴァプールが今夏のヴェルナー争奪戦から撤退した」と報じた。
記事によれば、リヴァプールはコロナ危機によって1億1000万ユーロの損失を被っており、これを補填する必要があるという。

6月15日の期限を過ぎれば、それ以降はクラブ間で交渉することになる。
ライプツィヒは大幅な値下げを認めるつもりはない。
リヴァプールは3300万ユーロ以上の支払いには消極的と言われているが、ライプツィヒにとってこの額は十分ではない。

そして現在、ヴェルナーの移籍先として有力視されているのがチェルシーだ。
チェルシーのフランク・ランパード監督は数ヶ月前からヴェルナー獲得を望んでおり、攻撃の中心に据えたいと考えている。
加えて、チェルシーからのオファーは、ライプツィヒにとって非常に魅力的なものになると見られている。

チェルシーにとって、アドバンテージとなり得るのは、アントニオ・リュディガーの存在だ。
ドイツ代表でもチームメイトのリュディガーは、ヴェルナーと2015年までシュトゥットガルトで一緒にプレーしていた。

【Source】5月31日、Daily Mail