ヴェルナーがバイエルン行きをキャンセルした理由
ヴェルナーは、『Bild』のインタビューで、「バイエルンは素晴らしいクラブだ。フリック監督は今季、本当に素晴らしい監督であることを証明した。でも、もし移籍することになった場合、バイエルンに移籍するよりも海外に出た方がいいと思っている」と語った。
なぜ、突然ヴェルナーはバイエルン行きを“キャンセル”したのか?
昨季、ヴェルナーは移籍の話題で持ちきりだった。
そして2018年12月、ヴェルナー自身が移籍の噂を過熱させた。
「ライプツィヒで素晴らしい2年半を過ごした。当然、考えのなかではライプツィヒが大きなウェイトをしめることにはなるし、もちろん残ることも可能だ。だが、他のチームもレースに参加していることは間違いない。ライプツィヒでプレーした後にドイツ国内でプレーを続けたいと考えるならば、クラブは1つしかないだろう」と語ったのだ。
そのクラブとはバイエルンであると誰もが認識していた。
バイエルンは昨夏、2500万ユーロでヴェルナーを獲得するチャンスがあった。
しかし、だ。
レバンドフスキというエースがいるバイエルンで、ヴェルナーがその後ろや隣でプレーできるのか疑問視されていたのだ。
そして、当時のニコ コバチ監督はヴェルナーのファンではなかったと言われている。
ヴェルナーはついに騒動に嫌気がさし、ライプツィヒとの契約を2023年まで延長した。
ヴェルナーは今季ここまでリーグ戦21ゴールと、傑出したシーズンを送ってきた。
そのため、バイエルンが再び興味を示しており、フリック監督もヴェルナーを気に入っていると報じられている。
ただヴェルナーは、バイエルンにとってレロイ・ザネ(マンチェスターC)獲得がバイエルンの優先事項であることを十分に認識していた。
ヴェルナーは昨季のような駆け引きを経験したいとは思っていない。
だからこそ、ヴェルナーは今、前に進むことを急いでいる。
バイエルンはヴェルナー抜きのプランを立てなければならない。
リバプールや他のトップクラブでゴールを目指すヴェルナーの姿を見守ることになるだろう。
【Source】5月4日、Bild