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ホーラン 今夏のレアル・マドリー行きはない!?

複数のビッグクラブとの争奪戦の末、今冬に2000万ユーロというバーゲン価格でザルツブルクからホーランを獲得したドルトムント。
ホーランとは2024年6月までの契約を結んだが、同選手がこの契約を全うする可能性は低いと見られている。

ホーランとドルトムントとの契約には7500万ユーロの契約解除条項が盛り込まれていることはかなり前から報じられている。
これが意味するとことは、ドルトムントはホーランをドルトムントに連れてくるために、自らの移籍ポリシーに反し、数年ぶりに契約解除条項を盛り込むことを受け入れなければならなかった。
ここ6年間、ドルトムントが選手獲得において、契約解除条項を含んだことは一度もない。
これは2度と起こるべきではないとされていたからだ。
 
ドルトムントはかつてこの契約解除条項により、トップタレントを引き抜かれた過去がある。
2011年夏にはヌリ シャヒンが契約解除金1000万ユーロでレアル・マドリーに移籍。2013年夏にはゲッツェが契約解除金3700万ユーロでバイエルンに移籍した。
これを受けて、バツケCEOは2013年、「将来ドルトムントでは契約解除条項は定めない」と語っていた。

しかし、ホーランはその転換期となるようだ。
契約解除条項がなければ、チェルシーとマンチェスターUを相手に争奪戦で勝つことはできなかっただろう。
ただし、この契約解除条項の存在は、欧州のビッグクラブに対して重要なシグナルを送る事となる。

そして、スペイン『MARCA』は13日、トップページ一面で「ホーラン、そしてその後にエンバペへ」と掲載。
レアルマドリードの今夏の補強について、「ホーランが“9番”のファーストターゲットであり、移籍金は7500万ユーロ。エンバペについては、パリサンジェルマンとの契約を延長させずに2021年に獲得に動くことが目標」と報じた。

だが、『Bild』の情報によれば、これは誤りであるという。
ホーランの契約解除条項が有効となるのは今夏(2020年)ではなく、2022年夏からとのこと。
これよりも早く移籍する場合、獲得を望むクラブは市場価値(現在は7200万ユーロ)をはるかに超える移籍金をドルトムントに支払わなければならないという。

中長期的な将来の目標として、ホーランがプレミアリーグでのプレーを夢見ていることはこれまでにも報じられてきた。
ただ、ホーラン自身は現在はドルトムントで幸せだと語っており、少なくとも今夏にドルトムントを離れる考えはない模様。

レアル・マドリーにとって、今夏のホーラン獲得は厳しそうだ。

【Source】4月14日、Bild

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