《2月半ばのソレアード※それは明日の朝になれば》
最後10年程住んだ黒門市場から徒歩5分の長屋にて、迎えにきたデイサービスの管理者は、怪訝な面持ちで返答の無い家に上がり、扉2枚開けて、ベッドの上、固くなりつつあるあなたを見つけたのだろう。
そんな朝から365日目の朝が、
ちょうど明日の朝。
この一年、寂しさよりも充実した心持ちすらあるのは、ちょいちょい思い出すことがあること、そして、そもそも生きてる時から距離感がさほど変わらないことによるのか。
生きてる時、できるだけベタベタせず、甘える分量が多めになったと思ったら、あの世へ行き、むしろ今は、何かと甘えあっている私たちの日々である。
生きると死ぬをわける線は曖昧で、
塗りしろもこちら側に遺していくものだから
折れ曲がりそうな背中を伸ばし、
凛とした表情で「さぁ行きまっせぇ」と気合いを発して悪戯じみた微笑みを浮かべる様を思い出すと
そんな曖昧な線は、こんな冷たい風の日に降り注ぐ柔らかなソレアードに
どんどん滲んで、
もっともっと太く、
次第に次第に薄く、
いつしか私自身もぼやけるほどになる。
いつかの《明日の朝》になれば、私もきっといつの間にやら、あの世だよん。
最後10年程住んだ黒門市場から徒歩5分の長屋にて、迎えにきたデイサービスの管理者は、怪訝な面持ちで返答の無い家に上がり、扉2枚開けて、ベッドの上、固くなりつつあるあなたを見つけたのだろう。
そんな朝から365日目の朝が、
ちょうど明日の朝。
それは2月半ばのソレアード。
いつからかどこからかまた私もその中にいて
ぼやけた視界と曖昧な視界の中、
微笑みと塗りしろを遺していけたなら。
響きは虚空を旅し、ふんわりと溶けていく。
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