第30節 川崎フロンターレ vs サガン鳥栖
こんばんは。
第30節を振り返ります。
【試合前データ】
多くの指数で鳥栖を上回っている川崎。
ミドルブロックをあまり敷かないのは、ハイ・ローと比較して面白いデータだと思います。
【スタメンとフォーメーション】
どちらも前節から変わらないフォーメーション。
川崎は前節ボランチだった橘田が左SBへ。そして鳥栖から移籍した河原がボランチで先発。
遠野・セサル・エリソンが先発。セサルはコロンビア人なんですね。イバルボ以来のコロンビア人かな?
対する鳥栖は、前節から寺山に代わって西矢。
スリヴカに代わって日野。堺屋に代わって久保(ポジションは逆)。
【試合は・・・】
予想通り川崎がボールを持つ機会が多かったゲーム。
スコアは前半の早い時間帯に川崎が先制。
鳥栖は後半開始すぐに同点とするも、約10分後に川崎が追加点。
後半アディショナルタイムのPKで鳥栖が追いつくも、約10分後にゴールを奪った川崎が三たびリードし、タイムアップ。
正直引き分けで終わると思っていました。
【このゲームで見えたもの】
プレス:激しいものではないが、前線の選手が連動しており、ボールを回収できた場面も多くなった。ただ、継続したものではないので、その場合どうやってボールを回収するかが見えなかった。
5バック:最終ラインを5人で守る機会が多くなった点は良かったが、その前列3枚のポジショニングが不安定。先制点は、3枚が左寄りだったことでスライドが間に合わず(そもそもスライドしていない)、橘田がボールをしっかりとミートできる時間を与えてしまっていた。特に中原は、今のポジションでは攻守においてポジショニングに疑問符が付く事が多い。WBを久保と中原で回したほうが良いのでは?
クロスボール:クロスからシュートを狙う意図を感じた。ファーサイドへのクロスを狙っていたと思う。特に久保から楢原へのそれ。
右サイド:16分台に見せた久保・中原・日野・原田のパス交換からファーサイドへのクロス。クロスの質は置いといて、そこに至るまでの選手の動きは良かった。渦の動きで川崎のマークを外し日野がクロス。PA中央は3vs3の状況が出来ていた。
選手交代:清武・スリヴカ・堀米投入で、前線のパス交換にリズムが生まれていた。スターターの前線は、ドリブラー率が高かったので、この3人から守備力の高い選手をスタートから起用してもよかったと思う。スリヴカが1番手になると思うが、代表活動帰りもあってか今節はベンチスタート。しかも脳震盪判断で途中出場途中交代(おでこ腫れてたし)。
複数得点:札幌戦以来の複数得点が出来た。
【終わりに】
少しずつチームとして良くなっているのは見えますが、この時期にという点では残念・・・
今日も敗戦で3失点でしたが、今節は最終ラインが5人揃っていた場合の失点は先制点のみでした。2失点目はクイックリスタートで4枚、3失点目も4枚。
ついでに言うと、前節までは最終ラインを4人で守る機会が多かった(と思うw)。
この結果から、5人で守備出来ている場合は失点しにくいと言えるので、守り切ることができればボールを奪う事ができ、チャンスを作る事が出来ます。
たまに実況が「◯◯の時間帯」と言っている時にゴールを奪えなかったチームは、その後失点していますから。
シーズン終了までに、そんなチームに仕上がっているといいのですが。