【毒親日記】「俺の自尊心を傷つけるヤツとは結婚するな」ヤバ父の結婚相手への要望。

こんにちは。
親の毒を愉しみ尽くすアラフィフ美人（自称）の佐賀子です。

今日は、ヤバ父が初めての海外、アメリカに行って帰国してから、
放った一言と戯れたいと思います。

「佐賀子は誰と結婚してもいいけれど、黒人とはしないで欲しい」

……え？誰と結婚してもよくないんじゃん！

その一瞬で矛盾する言葉を発する意味よ。笑

こういう許可を出しつつ、でも、禁止するっていうの
子どもって混乱するのよね。

とっても迷惑です。

今は「ヤバ父、潔くないよ」「ダサいよ」って思うだけだし
健全な家庭で育っていればスルーできる
冗談のような何気ない一言かもしれないけど、

こちとらヤバ親に合わせて20年の、筋金入りの毒ムスメだから
しっかり「命令」として受け取って、バッチリ服従しました。

そもそも、こんなことを言われなくても、
中学生の頃から、彼氏を選ぶ基準は「親が気に入るかどうか」だったし、ヤバ父の自尊心を傷つけない男性、ヤバ母に嫉妬されない男性を選ぶことを心の奥底で決めてたので、今さら感があるくらいでしたがね。

わたしの心の穴を、舐めるなよ！です。笑

だから、もう筋金入りの「毒親仕様」なんで
そんなこと言われなくても問題ないんですが、
ヤバ父本人から「結婚するなら」と
言葉にされたら、そりゃ重みが増して。

そんなの言葉だけじゃなく、気持ちまでお察しして、
全力で叶えますってば！！モードになりました。

ちなみに、ヤバ父がこういうことを言い出した理由はというと、アメリカでエレベーターの中で黒人男性とふたりきりになった時、とても緊張して怖かったから、らしいんです。

聞いた話を踏まえると、
自分より「強い」「大きい」「広い」存在が怖かったんだろうな、と。

腕力でも体力でも包容力でも、知性でも精神性でも、とにかく自分が「敵わない」と思うのがイヤなんだろうなーと思ったわけです。

そういう相手だと俺は何をどう話したらいいのかわからなくて、
コミュニケーションがとれなくなってしまい困るんだ、と。

そういう人を「黒人」と言い換えてるだけで、
本当はただの自己防衛本能なんだな、と冷静に理解しましたよ。

緊張感や怖さに触れて、
娘がどんなに「いい男」を連れてきてもいいように
自分に自信をつけようと努力をするのではなく

帰国早々に
「俺がマウントをとれる男を選べ！」と伝えるわけです。

わたしは心の中で「了解ですよ、ヤバ父さん」と
答えているわけでした。

ヤバ父にして、この娘よ。
了解してる場合じゃない。笑

こういうのは、ヤバ親が「何を言ったか」が
大事なのではなくて、
「わたしが何を感じて何を決めたのか」が大事。

ヤバ親が何だかんだと言ってることは、
クソがつくほどにどうでもよくて、
わたしは「黒人と結婚するな」で
わたしは「父がマウントとれる男を選ぶ」に決めたっていうね。

そう決めたこと、
そう決断する自分を生きているんだってことを
認識することが、大事なこと。っす。

さてさて、でもさ、そうしたヤバ親たちの価値観に合う男性に
わたしが本当に惹かれるか、といえば。
それはまた、別の話ですよね。

だから、わたしが本当に心から惹かれた人と恋愛をしているときは
とても罪悪感が生まれたし、諦め感がありました。

当時は、その後ろめたさや苦しさの正体を、自分でもよくわかってなかったし、たまに、好きではない人や不倫を選ぶことも、よくわからなかったけれど、でも今ならよーーーくわかります。

ぜんぶ「親を裏切る恐怖」を感じたり、避けたりしていたということが。

「親に合った娘でいたい」という願いと、
「心から惹かれた男性といたい」という願い。

このふたつは、どちらかしか叶わない。

だって、大人になるってそういうことだから。

娘じゃなくなって、女や妻としての役割を生きることになるから、
両立は無理なんですよね。

だから、親よりも大事な人が現れること、
それが毒人間には最高の解毒薬なんだと
わたしは思っています。

我が子であれ、心から惹かれる人であれ、そういう人の存在は、
毒に侵されてきた自分を救ってくれる命の恩人っす。

みんなにも、親よりも大事な人やもの、
親に合わせるより大切なことが見つかるといいっす。

もしすでに出会っているなら、それはそれで自立のために、
とても辛くて葛藤の中にいると思うけれど、
その奇跡を大切にできること、心から願ってます！

次は、ヤバ母の
「結婚なんて、誰としても同じだから早くしなさい」について書きます。

揃いも揃って、
他人の結婚に、
うるせー親たちだな。おい。笑

ぜひ、心の痛みをコメントなんか使って吐き出してくださいねー。
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心からの愛と毒を込めて。
佐賀子より