「七つの習慣」
自分が定期的に見返せるメモとして自分にとって重要だと感じたところを要約したものを記載しておく。
○パラダイムという考え方
現実世界に常に『事実』が存在してそれを自分の価値観=『パラダイム』を通して判断する
例)人によっては老婆に見えたり若い女性に見える認知実験の絵のやつがわかりやすい
何か人と意見が衝突した時は各々のパラダイム越しに見える事実を元に話し合ってるから一度自分のパラダイムを捨てて(パラダイムシフトを自ら起こす)相手がどのような立場で考えているのか、物事を見ているのか、積極的に相手の立場に立って考える
主体的な人間は自責思考ができる
自分の影響の輪の中のことにフォーカスする、また周りの何かをつい責めようと思った時に自分が変わることで解決できないか考える
→インサイドアウト(内から外を変化させる)
これの逆であるアウトサイドインは自分は正しくて外が間違っているのだから外が変わるべきだという態度
○刺激と反応の間
『他人に悪口を言われる(刺激)』→『落ち込む(反応)』
ただ上記のこれは決定されているものではなく『他人に悪口を言われた(刺激)』→『自分に注目してくれてるんだなもっと頑張ろう(反応)』といった別の反応を選ぶこともできる
つまり『刺激』と『反応』の間には刺激に対してどのような『反応』を取るかの『選択の自由』がある
また、この選択決定権は外部のいかなるものにも阻害されることがない権利である
実生活レベルでいうなら『自分の感情を他人にコントロールされるなんておかしいと思えば他人に何言われようがされようが感情的にならずに済む』ってとこ
愛とは『動詞』であってただの『感情』として捉えるべきではない
愛する(犠牲を払う、奉仕する、共感する、理解するといった行動)ことで、愛しい感情が生まれる
→配偶者に対して愛を感じなくなってしまったなどというがこれはまさにアウトサイドインの考え方で自分が愛することで愛しい感情が生まれてくる
反応的な人間は責任を転嫁して生きている
→刺激に対しての反応を選ぶ自由がないと思い込んで生きている
責任とは刺激に対して自分の反応を自由に選ぶことができる権利であり、無責任な人間はこれを放棄している
自分の人生の主導権握る具体的なアクションとしての一つが
1,自分と約束をしてそれを守る
2,目標を立ててそれを達成するために努力する
○時間管理と自己管理
時間管理は主に『緊急であるか・否か』と『重要であるか・否か』を縦軸・横軸に取ることができる
『緊急ではないが重要なこと』が鍵を握る(例:人間関係を育てる、個人のミッションステートメントを書く、長期的な計画を立てる)
これらは緊急性はないから能動的に動かないと手をつけることができない分野である(緊急の事柄は大半の人が緊急性に焦って受動的な態度でもやらざるを得ないから)
『緊急ではないが重要なこと』に時間を使う、もしくはなるべく多く使おうと努力する人は『緊急で重要なこと』に日々を忙殺さなくなる→備えあれば憂いなし(『緊急ではないが重要なこと』に時間を使うことが結果的に『緊急で重要なこと』の数を減らす)
『緊急ではないが重要なこと』をセルフマネジメントする一例(一週間単位でのスケジューリング)
1,役割を明確にする(個人・配偶者・学生・会社員・役員・〜組織の代表etc)
2,目標設定:それぞれの役割について一週間で達成したい重要な成果を1つか2つ考えそれを目標として書く(この目標は『緊急ではないが重要なこと』に関連づく物にする。また、なるべく個人のミッションステートメントなど長期的な人生計画にも関連づくことを意識できるとなお良い)
3,スケジューリング:書き出したそれぞれの成果を曜日ごとに何時間確保するか決めて書き込む
4,一日単位の調整:毎朝週のスケジュールをチェックし、1日の中での優先順位を決める。また、予期せぬ事態などにも優先順位に則って柔軟に対応する
このスケジュールにおいて重要なことはツールであるスケジュールに縛られてはいけないということ。あくまで優先順位を明確にして得たい結果を得るためのツールなので最優先は『人間関係』と『結果』であるべき
・デリゲーション(他人に物を頼むこと)
デリゲーションには『使い走りのデリゲーション』と『全面的なデリゲーション』がある
『使い走りのデリゲーション』とは文字通り使い走りな内容で『あれをやれ、これをやれ、終わったら報告しろ』といったものが挙げられる
『全面的なデリゲーション』は手段ではなく結果を重視する
1,望む成果:お互い話し合い得たい評価を明確にしておく
2,ガイドライン:なるべく少ないほうがいいが最低限守るべきルールなどは共有しておく(『してはいけないこと』を共有する、『すべきこと』は共有しない)
3,リソース:成果を得るために使うことができるリソースを明確にしておく
4,アカウンタビリティ:成果を評価する基準を定め、時期などについても決めておく
5,評価の結果:評価の結果として得られるデメリット・メリットについても話しておく
・信頼口座
他者との関係の中には『信頼口座』なるものが存在し、簡単に言えば日頃から信頼を勝ち取っている人間は多少ミスなどしても預け入れから引き出しても口座に信頼が残ってるから人間関係に支障が出ないと行った考え方
信頼口座に貯蓄を作るにはどうしたらいいのか?
1,相手を理解する
自分がこうしてくれたら嬉しいから向こうも喜ぶんだろうなという自分基準で相手を理解しようとしないこと
相手が大切に思ってることを自分も理解しようと努め、大切にすることが大切な人といい関係性を築くコツ
2,小さなことを気遣う
ちょっとした親切や気遣いの重要性
3,約束を守る
約束を守ることは大きな預け入れになるし、破ることは大きな引き出しになる
約束をする際は不測の事態を考え慎重に行うべきだが、どうしても厳しい時は事情を正直に話し撤回する
4,期待を明確にする
お互い相手に何を期待しているかを明確にする(例:夫婦関係で夫が妻に求めることと妻が夫に求めることを暗黙の了解にしているとトラブルになる。相手に求めることを明確にするとその時点では議論になるかもしれないが後々トラブルに発展しない)
意見が食い違って対立することを避けようとして期待を明確にすることを避ける局面は多いが期待は明確にしたほうが後々トラブルにならない
5,誠実さを示す
『正直』とは『誠実』の一部であって、『誠実』とは『正直』を超えるものである
『正直』とは現実に言葉を合わせること
『誠実』とは言葉に現実を合わせることである(有言実行的な感じ?)
誠実になる上で最も重要なことは『その場にいない人に対しても忠実になる』ことである
→本人がその場にいたら言えないようなこと(陰口・悪口)を言わない
6,自分が間違いを犯し残高を引き出してしまった時には誠心誠意謝る
何か人間関係において問題が生じたり、避けたいような面倒ごとが起きた時は関係性を深めるチャンスである
(例:百貨店でクレーマーにクレームされた時に他の百貨店よりも丁寧な対応ができればそのお客様を自社のお得意様にできるチャンスでもある)
なんの本読んでも『誠実』なことの重要性が説かれてる、とにかく人格無くして他の物を手にしても幸せにはなれないし価値ないっぽい
大切な人が大切に思ってることを自分も大切にすることが大切な人といい関係性を築くコツ
○winwinの関係について
思いやりと勇気を持ってwin-winの関係を探る(思いやりしかない人間はlose-win:なんでも自分が折れて損することで丸く収める人間、勇気しかない人間はwin-lose:何が何でも自分の意見に相手を従わせようとする人間)
『成熟』とは相手の考え方や感情に配慮しながら自分の気持ちや信念を言えること
winwinについて
『お母さんが起こしてくれなかったから遅刻した』→責任感を持たせるwinwinの形式を用いていない例
winwinの例)自家用車を娘に使わせてあげる(自動車保険やガソリン代も親持ち)代わりに整備や洗車、送り迎えを定期的にしてもらい毎週それに対して自己評価して報告
→親は整備とかしなくていいし送り迎えしてもらえる、子供は車を使えるというwinwinの関係
肝心なのは親が目を光らす必要なく娘の良心(親と娘の信頼関係ありきで成立)に基づいて(自己評価なのもそのため)winwinの関係が成立していること
→ここでいちいち目をひからさなくてはいけないようだと『お母さんが起こしてくれなかったから遅刻した子』になっちゃうまず理解に徹し、そのあと理解される
多くの場合winwinが成り立たない裏にはシステムの問題がある
システムがwin-loseになっていれば(競争を仕向けるようなシステム)いくら言葉でwin-winを推奨しても誰も実践しないし、逆にシステムをwin-winにならざる得ないようにすれば関係が強くなり生み出される結果・成果も大きくなる
・まず理解に徹し、そのあと理解される
→コミュニケーションをとる際に
・評価する:同意するか反対する
・探る:自分の視点から質問する
・助言する:自分の経験から助言する
・解釈する:自分の動機や行動を基にして相手の行動や動機を説明する
の四つの自叙伝的行動をつい取ってしまいがち
徹底的に相手の立場に立って考える→自分の解釈が相手の解釈と相違ないかすり合わせる
1,まず相手が言ったことをおうむ返しにする
『父さん学校なんてもう嫌だよ』→『そうか学校なんかもう嫌か』
2,自分の言葉に変換する
『父さん学校なんてもう嫌だよ』→『そうか学校なんて嫌か』→『そうか学校に行きたくないのか』
3,相手の気持ちを言葉にする
『父さん学校なんてもう嫌だよ』→『そうか学校なんて嫌か』→『そうか学校に行きたくないのか』→『なんだかイライラしているようだね』
4,相手の言葉を自分の言葉に置き換えた上で相手の感情を言葉にする
『学校に行きたくなくてイライラしているようだね』
相手が感情的な反応を示しているときは共感に徹し、論理的な反応を示しているときは助言などする
交渉の場においてはまず相手が自分たちに求めている成果などを自分の頃場に置き換えて相違ないか確認する(相手を理解する)
確認が済んだ後に自分たちの提案をする
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