広報はダンスのように
今日はスポットで数ヶ月、ご支援させていただいた企業と最後の打ち合わせが終わりました。新規事業開発に伴い、広報の動きをサポートするというものでした。
今回はファシリテーション役の方とパートナーを組んで、一緒に伴走するスタイル。過去にもこのパターンは経験したことがありますが、すごくよいです。パートナーが物事全体を推進してくれ、私は広報観点からのサポートに専念する。それぞれの経験値がオーバーラップしつつも、専門が異なるので、クライアントからもとても喜んでもらえる手応えがあります。
なお、今日はパートナーからの2度目の無茶ぶり?に応えることができました。googleドキュメントを画面共有し、リアルタイム編集しながら、プレスリリースの構成や書き方をお伝えするというもの。そうして、みんなでディスカッションしながら、その場で即興で仕上げていくという作業です。前回は要領を得ず、説明的にしかできませんでしたが、今日はやり切った!
「えーっと、このタイトルはここをこうして、ここの表現はこうした言葉に置き換えましょうか、この小見出しは体言止めではなく特長を叙述形式するとよさそうです、この画像はこの順番がよくて、ここはまるっと削除でいいですかね?、あ、キャプションはちょっとアピール要素を加えてこうしましょうか」などなど。自分の脳内思考が丸見えになりなんだかめちゃくちゃ恥ずかしい気もしましたが、気にせずガシガシ編集していく自分もいました。さすがにこの経験ははじめて…!
編集しながら、「あ〜、そこはちょっとニュアンスが違って、こうこうこんなイメージなんですよ」とクライアントが発言すれば、「ああ、なるほど。だとすると、例えばこんな表現はどうですか?」と呼応する。「なるほど、その日本語は出てこないですね、うんすごくいい!」と喜んでもらえると、主旨をつかんで表現できたことが嬉しくて、さらに脳内が活性化していく。そんな体験でした。
編集開始から約一時間。リリース原稿は無事、概ねの完成を迎えました。
やってみて思ったことは、これは私一人ではできないということ。これまで何度もディスカッションし、いつもMTGの時間はオーバーしつつも、一緒に悩み、試行錯誤してきた経緯がありました。クライアントのあふれ出る思いがあればこそ、この書く技術(というと大げさですが)は活かされるのだなということです。
「広報って、ダンスのようだ」
楽しく仕事ができたときは、いつもこんなことを思います。
なお、エネルギーを使い果たした私を、温かく受け入れてくれたのは、やっぱり小諸そばでした。おかえりと言わんばかりに、今日もよくきたねという顔で、チケットを受け取る店主。ここのところ、閉店前に間に合わず、Uber(マック)が続いていたので、ホームに帰ってきたようでした。いつもありがとう。今日は言わせてください、ただいまと。
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