「ミスター風と共にマリック」について
(前奏 約20秒)
俺たちはいつでも、面白いひとこと、探してる
面白いひとこと、いつだって、待っている
だから、求人とかも、出している
「僕、ファーレンハイトォォォォ!!!」(絶叫)(華氏)
俺たちはいつでも、面白いひとこと、探してる
(間奏 約17人)
俺たちの求人は普通じゃないとこに出している
普通じゃないひとことを探すためにそうしてる
具体的にはカレー屋の厨房とかに出している
(間奏 約束)
俺たちはいつでも、面白いひとこと、探してる
面白いひとこと、いつだって、待っている
だから、求人とかも、出している
(くりかえし フェードアウト)
「……先生、本当にこんな曲で…こんな歌詞で売れるんですか?」
「なぁに、まあ騙されたと思って録音してみなさい。あっという間にミリオンセラーさ」
「うーん……先生がそう言うなら……」
―1か月後、リリースされたこの曲「ミスター風と共にマリック」はオランダを中心にヨーロッパで大ヒット。社会現象となり、熱狂的なファン、いわゆる「ミスター風と共にマリッ子」も続出した。
そしてマリッ子たちが毎晩草原に集まってこの曲で盛り上がりすぎた結果、謎の物理現象が発生し、偏西風がめちゃくちゃ強化され、地球環境が全部めちゃくちゃになったので、人類はその短い歴史に幕を下ろしたのであった。
これでこのお話はおしまい。「いいねアンドゴー!」と思った方は、チャンネル登録、岩石過剰包装、評価(高)、よろしくお願いします!