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フェイクドキュメンタリーQ:「MOTHER(母胎)」に回帰する「考察者」たち

1.ホラーの最先端:フェイクドキュメンタリーQ  「フェイクドキュメンタリーQ」は皆口大地、寺内康太郎、福井鶴、遠藤香代子の四人を中心としたYouTubeのホラー動画シリーズである。  皆口氏、寺内氏は、ホラーファンの間ではもはや言わずと知れた、ホラークリエイターのパイオニアである。(僕はそれほどコアなホラーファンというわけではないが。)  皆口氏と言えばホラーエンターテイメント番組「ゾゾゾ」のディレクターとして知られる。寺内氏は、テレビ東京のホラー番組「祓除」や「TX

    • ウメハラの「最強議論」批評シリーズ③:「風属性最強説」批評

       本シリーズはウメハラの「最強議論」について、「属性最強議論」を中心として、議論を深めることを目的としたものです。  相変わらず格ゲーの話は一切していませんので悪しからず。  バックナンバーをお読みいただくと、流れが分かりやすいと思います。 1.いきなり「論破」  さて、ここでようやく本題に移るが、もうひとつウメハラの「最強説」を紹介しよう。それは「風属性最強説」である。  「ウメハラが論破される」というセンセーショナルなサムネが目を引くが、これは視聴者を集めるための手

      • ウメハラの「最強議論」批評シリーズ②:「斧最強説」批評

         本シリーズはウメハラの「最強議論」について、「属性最強議論」を中心として、議論を深めることを目的としたものです。  格ゲーの話は一切しませんので悪しからず。  パート①は以下をご参照ください。 1.大真面目に「最強」を議論する  「斧最強説」もまたウメハラの代表的な雑談ネタである。しばしば身の程を知らぬ雑兵が王たるウメハラに「論戦」を挑み、一方的に「論破」されるようすが視聴者の笑いを誘っている。  しかし、念のため断っておくが、ウメハラは大真面目に(少なくとも建前上は

        • ウメハラの「最強議論」批評シリーズ①:サーベルタイガーはなぜ「最強」たりえたか?

           このシリーズは、ウメハラの「最強議論」について、「属性最強議論」を中心として、議論を深めることを目的としたものです。  格ゲーの話は一切しませんので悪しからず。 1.知的競争としての「最強論」  ウメハラが「サーベルタイガー最強論者」であり、「斧最強論者」であることは、その筋の人々にはよく知られている話である。  男の子ならば誰しもこうした「最強」に一家言あるものである。殊に、常に競争の中に身を置くトッププロ格ゲーマーともなれば、なおさらである。雑談配信ですらしばしば「

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          マンガ短評:『フールナイト』1~8巻

          『フールナイト』既刊1~8巻(新刊9巻は9月30日発売予定) 作者:安田佳澄 ビッグコミックスペリオール(小学館)  今回は『フールナイト』既刊1~8巻について批評していきます。  一言で言えばめちゃくちゃ面白いです。ちょっとグロ表現あるくらいで、あとは手放しでおススメできる。  ディストピアものとして「転花技術」という設定自体がまず面白い。その設定を上手く説明しつつ物語を展開していくので、ぐんぐん引き込まれる。  また、感情の動きや葛藤を描くのが上手いので、物語のリアリ

          マンガ短評:『フールナイト』1~8巻

          マンガ短評:『黄金バット 大正髑髏奇譚』『オール・ザ・マーブルズ!』

          『黄金バット 大正髑髏奇譚』 脚本:神楽坂淳 漫画:山根和俊 チャンピオンREDコミックス1~3巻(完結)  「強い、絶対に強い!」  ニコニコ動画で謎の人気を博し、数々のミームを生み出した古のヒーローアニメ『黄金バット』を大正ファンタジーものとしてリメイクした作品。  バットさんの基本デザインはそのままに、現代風にリライトされた迫力のある風貌はかなりかっこいい。バットさんがダンディにタバコふかしたり、ビールを飲んだりする姿だけでも見る価値はあった。というか、バットさん

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          書きたいこと(随時更新)

          こんにちは、おにロボです。 Xで時々長文でものを書きたくなることがあります。 しかし、Xというフォーマットでは長文でものを書くには向かないな、ということにいまさら気付いたため、noteを始めてみることにしました。 手始めに、noteで書きたいことを備忘録的にまとめてみます。 ※(追記)書きたいことを書いたら取り消し線で見せ消ち。      書いたら書いたで、色々発見があって、「これについても      まとめよう!」みたいなアイデアが次々湧いてくるので、      書く

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