フェスで泣いた話。
今年の8月に行われたROCK in JAPANに参戦してきた。Day2には、キタニタツヤが出演した。
キタニタツヤといえば、去年のアニメ呪術廻戦の2期オープニング主題歌「青のすみか」が爆発的ヒットを記録したことで有名だ。
放映期間がちょうど浪人の夏の時期で、毎週放送される呪術廻戦を、夕飯を食べながら見るのが楽しみであった。
それからというもの、青のすみかを聴くことが多くなった。家でも自習室でも頻繁に聴いていたが、この歌を聴いている時の一番印象に残っている場所は、御茶ノ水の丸の内線のホームで、模試を受けに行く為に電車を待っている時。ラスサビ前に、よく聞く学校のチャイムをアレンジして挿入している小節があって、面白いことをしてるなと思っていた記憶がある。
「青のすみか」は僕にとっての「浪人期を代表する歌」である。
それが、1年経って、今本人を目の前にしながらフェスの会場で「青のすみか」を聴いているのだ。
薄暗い丸の内線のホームの息苦しさと、炎天下のフェス会場の蘇我公園の眩しさが対比されて、
ああ、、もう浪人生じゃないんだ
と心から思った。
一年後のお前はこんなところで楽しんでいるぞ、と浪人期の自分に教えたかった。
気づいたら泣いていた。1番のサビ前でもう既に涙が滴っていた。
サングラスをつけていたから、隣の友達にはバレていないと思いつつ、段々泣いている自分も可愛く思えて、我慢することなく泣き続けながら音にのった。
キタニありがとう。
こうやってあの辛かった日々がエピソードとして昇華できる日を願っていた。
単独も行きます。
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