TBS「サンデーモーニング」のトランプ銃撃報道が物議を醸す
元テレビディレクターのさっきーさんが自身のYouTubeチャンネルで、TBS「サンデーモーニング」のトランプ銃撃事件に関する報道の問題点を指摘しています。
事件は、2024年のアメリカ大統領選挙期間中、トランプ氏が演説中に銃撃された際に発生した。
幸い、トランプ氏に重傷はなく、容疑者は射殺されたが、集会参加者1名が死亡、2名が重傷を負った。
この事件を速報で伝えた「サンデーモーニング」では、コメンテーターが「変な話だが有利に働く可能性は」と発言し、さらにメインキャスターの前場さんも「プラスのアピールにもなりかねない」と発言した。
これらの発言は、事件発生直後であり、被害者やその家族への配慮が欠如しているとして、大きな批判を浴びた。
さっきーさんは、これらの発言について、「モザイク処理を減らしたい」というテレビ業界の風潮が背景にあると指摘する。
出演者がプライバシー保護を求めても、番組側は「モザイクがあると悪いことをしているように見える」などとして、モザイク処理を減らそうとする傾向があるという。
さらに、今回の事件では、番組側が事前に出演者に編集後の映像を確認させるという約束を破ったことも問題視されている。
これは、出演者の信頼を裏切る行為であり、重大なミスであるとさっきーさんは指摘する。
また、たとえ顔にモザイクをかけても、声や体型、話し方などで特定されてしまうケースが多い。
特に、職場や地域で知られている人物の場合、身バレのリスクは高まる。
さっきーさんは、出演者側が身バレのリスクを十分に理解し、番組側としっかりと交渉する必要があると強調する。
同時に、番組側も出演者のプライバシーを尊重し、適切なモザイク処理を行うことが求められると訴えている。
今回の事件は、テレビ番組に出演する際の注意点や、番組制作側の倫理観について、改めて考えさせられる内容となっている。