『人間にとってスイカとは何か カラハリ狩猟民と考える』池谷和信 著を読みました

p40より
 ガラマさんは、毎日五個余りのナンから一リットル近い水をつくっていた。

『人間にとってスイカとは何か カラハリ狩猟民と考える』2014年  臨川書店 池谷和信 著

 ボツワナのカラハリ砂漠にいる先住民族で、狩猟や採取やヤギを飼い、「スイカがあれば、人は生きていける」というサン族を二十年位研究している方の本です。
サン族はスイカから取り出した水分で、水として飲んで、水分からご飯を作り、体をきれいにしています。
スイカの果肉をざくざく潰して、たき火の灰をスプーン一杯いれて、15分位待つと果肉から水分が出てきて使えるようになるとありました。
ヒト、すげえなぁ。

 引用は、一日に使うスイカの量について。
五個で全部賄えるて、ものすごく便利な植物だなと思います。
おいとけるし、保存が半年持つし、乾期が7ヶ月ある間ずっとスイカでなんとかするそうです。
なお、灰が入っているので苦いそうです。

いいなと思ったら応援しよう!