「毒出しのトリセツ」を読んで
最近の、この体の違和感は何だろう、
もう、50歳を過ぎたからなのか、乱れた生活習慣のせいなのか、それとも、、、。
あの選択が間違いだったのかな。
数年前の私は、突然の体調の変化に苦しんでいた。
何件かのクリニックを回り、様々な検査も行った。
しかし、医師から返って来たのは、
「気にし過ぎですよ。そこから来ているのではないですか?」
との返事。
検査の結果には、私の体調の変化を映し出すものは現れなかった。
でも、確かに感じる体の違和感。
不安で頭が白くなりそうだが、落ち込んでいる暇はない。
スマホを検索すると、最近、私と同じ様な症状に悩んでいる人は多いらしく、さまざまな対応策が出てきた。
効いてくれたら何でも良い、健康を取り戻したいと思い、次々と試してみた。
今まで、余り体を大事にして来なかった。
職場では休憩時間に、机の上に山のように盛られたポテトチップス、クッキーや菓子パンを、次々と口にいれながら雑談をするのが楽しみだった。
エナジードリンクをがぶ飲みしてもいた。
毎日職場には、コンビニ弁当を持参。
皆も、不摂生を笑い話にしていた。
皆も食べている、皆も飲んでいる、皆もこうしているからと、自らの頭で、自らの健康について、真面目に考えていなかったつけは大きい。
色々と試してみても、実感出来る体調の改善はなかった。
そんなある日、ハーブファスティング未来薬草学に出会った。
ファスティングという言葉すら、初めで聞く言葉であった。
ダイエットに似ているようだが、違うのは、毒を出すための断食だ。
「毒出し」のトリセツの本が発売されたので、読んでみた。
そうか、色々と体に良いと言われるものを、食べたり飲んだりしていたが、先に悪いものを出さないといけなかったのだ。
毒は、ためたら出せばいい。
ページをめくると、皆の楽しい体験談や、ファスティング後に起きた生活の変化が紹介されていて、私もこうなりたいと、心が浮き立って来ます。
織田先生の昔の辛い体験談なども載っており、失敗ばかりして来た私は励まされて、読み進める事が出来た。
次々と出て来る、美味しそうなジュースやスープのレシピの数々に、思わず嬉しくなり、笑みがこぼれました。
ファスティングの理論も、とてもわかりやすく解説されています。
実践してみての感想は、断食なのに、良質の油やバターを摂るので、全く空腹感を感じず、心豊かに過ごせました。
ファスティング中のバターコーヒーはとても美味しいです。
香りも、普段より芳しく感じます。
楽しいハーブファスティングですが、唯一、ファスティング中に、しっかりしなければと気を引き締めたのは、2日目です。
ファスティングの2日目は、だいたい1番の山場になります。
頭痛や嘔気が出現したりします。シュガーデーモンと、表現さへている敵です。
ですが、事前にその事を知っておく事で、心構えが出来ますし、ファスティング後にどうなりたいかを考える事で、乗りこえる事が出来ました。
そして、ハーブファスティングは、他の断食やダイエットより苦痛の少ない毒出しの方法ですが、間違えるとやはり、体へのマイナスの影響もあります。
私は、ハーブファスティングに出会った時に気持ちが焦り、自己流のいい加減ファスティングを直ぐに行いました。
それでも良い効果は実感できました。
ですが、じっくりと本を読んでから思ったのは、その行為は危険でした。
これからなさる方は、どうぞじっくりと本を読み、理解なさってから実践してください。
本の中に、次の様な文章があります。
ドイツでは、「ファスティングで治せない病気は、医者でも治せない。」といわれ、フランスでは、「メスを使わない手術」と言われている。
ゆえに、間違ったファスティングをした時の、体への影響も、大きいのではないかと、思われます。
最近のセミナーで、東大医学博士の現役医師の方が仰っていました。
正確な言葉は覚えていませんが、
「これからは、ファスティングの様な自然療法と、現代の医学とが、もっと密に関わり、健康を支えていく。」とのことでした。
自然療法が、現代医学の影に隠れているような現状は、「毒出し」のトリセツが、今後拭い去ることになるでしょう。
「毒出し」のトリセツは、読む薬箱。
一家に何冊あっても役に立ちます。
気が付けば、私が苦しんでいた体の違和感も、ファスティングが取り去ってくれました。
ファスティング後の青空は最高です。
私もなかなか、捨てたものではない。
私は、腸ファスティングの後に、ハーブファスティングのクラブで出された課題、「夢の絵を50個描く」を、仕上げました。
ファスティングは明らかに、心にも有効です。
次の肝臓ファスティングの後には、どのような変化があるでしょう。
織田先生は仰います。
「私達はまだ生きている。」
そう、そして私達はこれからも健康に生き続ける。
「毒出し」のトリセツがある限り。