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入院53日目
昨日は暦の上では冬至で、沖縄出身かつプロテスタントである身としては幼少期からあまり馴染みがないイベントである。
俳句をやり始めてから、何より県外に出てから、南国土佐という環境のなかなのであったかいものの、辛うじて四季という日本の美しさの根底にある息吹にふれて、ようやくああ、こうやって昔の日本人は冬の底を丁寧に掬い上げて生きる力にしたのだなと感じるようになった。そういえばそろそろ某お茶メーカーの俳句をこさえないといけない。もう3年くらい賞から遠ざかっている。
最後に佳作に残ったのは
横綱になりたいおんな晩夏光
現役横綱照ノ富士を詠んだ句である。
99.9%
戻ってくる、ましてや横綱になるなんて無理だと、元国体選手のわたしの相撲の師匠が断言していたほど横綱照ノ富士は奇跡を起こした横綱である。
膝の分厚いテーピング。
重い不知火型の横綱。
いつ引退してもおかしくはない奇跡の横綱照ノ富士の土俵入りをリアルで2回ほど観させてもらったことはとても幸運であったと今も思う。
思いがけず入院が2ヶ月伸びて、初場所も病院のテレビで観ることになってしまったが、個人的には神奈川巡業でサインをもらったので琴櫻の横綱昇進を期待して、今日は日曜日なのでゆっくりしようと思う。