〇〇を布教したい!シリーズ#2 ひきこまり吸血姫の悶々を布教したい!

【前置き】
 皆さんこんにちは、白髪ボブです。ラノベ、読んでますか?ここ数年でラノベは凄まじい勢いで人気になっており、電撃文庫やガガガ文庫などたくさんのレーベルからラノベが刊行されています。ラノベは小さくて運びやすいので長距離移動の際によくお世話になっています。そんな私のおすすめ作品「ひきこまり吸血姫の悶々」をご紹介します。
【概要】
 ひきこまり吸血姫の悶々は、GA文庫から刊行されている作品で、2023年10月にアニメ全12話が放送されました。原作者は2024年10月に結婚を発表した│小林湖底さんです。(ご結婚、おめでとうございます)
【詳しい内容】
 吸血鬼の名門ガンデスブラッド家に生まれた少女「テラコマリ・ガンデスブラッド」は吸血鬼なのに血が飲めないため背が小さい、運動神経ゼロ、魔法が使えないという三重苦を抱え、学校でもいじめられたため引きこもりになりました。ある朝起きると、テラコマリ(以下コマリ)の住んでいる国ムルナイト帝国の将軍「七紅天しちぐてん」に任命されていました。コマリの七紅天就任の際にコマリの父親が雇ったメイドの「ヴィルヘイズ」とともに行動をします。七紅天には部隊があり、コマリが指揮を執るのは全員戦闘狂な荒くれ者集団である第七部隊です。吸血鬼の世界では、下剋上が頻繁に起こるので舐められないように弱いことをハッタリとカリスマ性で隠し切れるのか!?といった内容です。
【特徴やいいところ】
 まず、笑えるシーンとシリアスなシーンの切り替えが上手です。終始シリアスや終始明るいみたいなことがないため1巻1巻ストーリーに深みが出ます。読んでて面白い設定だなと思ったのが、戦争がほぼエンタメと化しているところです。この作品の世界観では「魔核まかく」により少しの怪我どころか死んでも時間が経てば蘇生されます。(ストーリーが進むにつれてガチの戦争をするシーンもありますがここでは割愛)
 日常シーンだけでなく戦闘シーンにも力が入っており、状況からして激しい戦闘であることがさっと分かるような文章が書ける小林湖底さんはすごいですね。(プロだから当たり前)
 最大の特徴として出てくるキャラクターがみんな可愛いところです。主人公のコマリやヴィルヘイズだけでなくたくさんの女の子のキャラクターが出てくるが全員もれなく可愛いことです。しかも、属性に被りがなくて一人一人が存在感を引き立てています。 
 また、この作品はジャンルでいうと百合に分類されます。百合とは、女の人同士の恋愛感情を取り扱った作品のことです。いわばBLの女バージョンです。可愛い女の子同士がくっついているところを見ると百合好きの私からしてみると眼福なのです。きっとあなたにも作品内で「推し」が出来るでしょう。
【作者情報】
 ここで作者について少し掘り下げましょう。
原作者はさっきも言った小林湖底さんです。経学少女伝: 試験地獄の男装令嬢や吸血令嬢は魔刀を手に取るなどを書いている小説家で、名前の由来ははじめて中国統一を成し遂げた皇帝・始皇帝からきているそうです。
 ラノベといえば、他の小説と違い挿絵が比較的いっぱいあることです。この作品(以降ひきこまり)では「四ノ宮小唄はまだ死ねない」、「ライザのアトリエ」などのイラストで有名なりいちゅさんが担当しています。ほのぼのとしたシーンでも戦闘シーンでもその場面に合ったタッチで描けるので笑えるシーンとシリアスなシーンの切り替えがある今作ととても合っているイラストレーターなのではないでしょうか?ひきこまりは漫画版があり、彼女がラノベと同じく作画を担当しています。
【最後に】
 この作品を一言で表すのは難しいのですが、ただ間違いなく良い作品であり、私の様な根強いファンがいるので「もっと有名になってもいいのではないでしょうか?」と思いこの記事を書きました。この記事で皆さんがひきこまり吸血姫の悶々について興味持ったりしてくれたら嬉しい限りです。では。


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