短い夏休みの宿題を効率的に終える方法~二兎を追わずに三鳥を落とす~
コロナの影響で短縮となった2020年の夏休み。
限られた時間で効率よく宿題を終え、短いながらも満喫しようよ夏休み!
ということで、効率的に宿題を進めるためのアイディアです。
娘は小学4年生。
今年の夏休みは8月8日(土)~23日(日)の約2週間。
自粛&自粛でおうちが多いにしても、なんだかんだ予定はある。
宿題に打ち込めそうなのは実質1週間。
さて内容はというと、例年のような「夏休みのドリル」は免除となったものの、
自由研究、読書感想文、算数・国語・理科のプリント、日記と、割としっかりあるじゃん…というラインナップです。
娘は「お勉強大好き♪」…などとは言えない、むしろ日頃から「宿題やりたくないぃぃー」ともだえ苦しんでいるタイプ。
ゆえになんとか手軽に、気楽に、気負わずに、さらりとこなして夏を楽しんでいただきたい!!!
ということで、今夏の提案は、
「二兎を追わずに三鳥を落とそう」作戦です。
(実は、今夏に限らずどの夏休みでも有効な方法。だって、どんなに夏休みが長くても、宿題を本気でがんばるのはやっぱり実質1週間になるのだから…)
二兎を追うものは一兎をも得ず。
ひとつひとつの課題にバラバラに取り組んでいては、終わらなくてツラくなったり、内容が薄くなりがち。
だから夏の宿題は一石二鳥、できれば三鳥、四鳥いけたら最高だな!という精神で計画しましょう。
つまり、「ひとつのテーマで、複数の宿題をクリアできる」ように設定するのです。
例えば、
観察、自由研究、読書感想文、工作という課題に対して、
「植物の観察」「ごみ袋と環境問題」「戦争と平和の物語を読んで」「ペットボトルロケット作り」というような設定は、“二兎追い”的な取り組み方。二兎どころか四兎追っている。大変すぎ。終わらない。絶対泣く。
これらの課題を“一石二鳥”式で設定すると、
「星の観察」「夏の星座を調べる」「星座にまつわる物語を読んでの感想文」「自作星座早見盤」
といった具合になります。
こうすれば、星・星座というテーマが共通しているので、星座を調べる過程で出会った物語を読み、星座盤を作り、それを使って星を観察するというひとつの流れで、4つの宿題が終わる!(なんなら日記も書けます)
二鳥式は、テーマ設定が大切です。つながっているだけに、興味がないと全部が進まないからです。
興味がわかないものは、切り口を変えてみましょう。たとえばさきほどの4つは、星というテーマは変えずに、「月の観察」「星の光の強弱について」「『天の光はすべて星』を読んで」「星空の写真(または絵)」のようにすることもできます。
ただ、4~5鳥を一気に落とすフルコンボは、宿題の内容が自由研究のように好きに設定できるものばかりならやりやすいですが、指定されているものもあると思いますので、
2~3鳥を落とす×2~3セットにして、「指定を優先する」というのが現実的です。
例えば、「観察=アサガオ」と内容が指定されていて、ほかに自由研究(または工作)、日記という場合には、アサガオを観察することは変えられないため、自由研究もアサガオに寄せ、日記も関連させます。
「アサガオの観察」、「アサガオの花のつくりと仲間の植物しらべ」(工作なら「アサガオの押し花フレーム」とか)、日記=「アサガオが◯個も咲いたので◯◯をした」といった具合です。
同様に、読書感想文の本が「課題図書から」と指定されている場合は、課題図書のテーマにほかの内容を寄せる。
読書感想文は「『ねこと王さま』を読んで」、自由研究は「ねこのことわざしらべ」や「お城について」など、工作は「『ねこと王さま』の挿絵をかいてみる」「王冠をデザインする」などといった具合になります。
興味を持てる設定を探すには、「テーマ×科目」で思いついたものを書き出してみるのがオススメです。
星×理科=星空観察、星座しらべ、星の移動、星×国語=星に関する詩をつくる・探す、星にまつわることばを調べる、星×算数=惑星の大きさくらべ、星との距離、星×社会=☆マークのある国旗しらべ、観測スポット探し、星に関わる新聞記事探し、星×家庭科=星座をイメージしたデザート作り、星×図工=スパッタリングやはじき絵で星空を描く、星座の物語をマンガにする、太陽系の模型づくりなどなど。
書きながら「あ、これおもしろそう♪」と思ったものに取り組みます。
そのとき、テーマが壮大すぎる場合は絞りこみます。
銀河の模型をつくる⇒太陽系の模型をつくる→「今回は、太陽と月と地球の模型をつくる」といったかんじです。
また、力のいれどころ、どの要素をがんばるか(どれをがんばらないか)もイメージしてみます。
たとえば星のシリーズでも、星座しらべもがんばって、物語も丸々一冊読んで、星座盤は手書きで作る…と、がんばりどころ満載だと大変です。
調べるところをがんばるなら、読書用の本は読んだことのあるものや、あらすじを知っているものにする、星座盤はキットを使って簡単につくるといったように、メインとサブ仕立てにして、メイン以外は「もう終わっちゃった♪」と感じれるといいですね(^^)
さぁ、私の頭も整理できました。今日はさっそく娘とテーマ決めをしたいと思います。
ここで、肝に命じておきたいのは、
子どもは親の考えの逆をいく
ということです。
こちらの提案にのらない、はねのけるのは当たり前。親のやりたいことでなく、子どもの発想を大切にする気持ちを忘れないでいよう。
(↑自分に言い聞かせています)
たとえそれが、結果的に四兎を追う形にたどりついてしまったとしても…!!( ゜д゜ ;;;)
みなさんとお子さんも、すてきな夏休みになりますように(^o^)/
さーでした!
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