ずぶ濡れでも笑っちゃう
何かトラブルに見舞われたとき、
それも笑えるかどうかは、
誰と一緒にいるかってのが重要だと思う。
トラブルも含めて、全部楽しかったら無敵だよね。
■MISS①
友人と出かけてすぐに、今日これから雨が降るということに気づく。
幸い家を出て5分くらい歩いたところなので、まだ傘を取りに引き返せる。
でも、しなかった。
目先の「戻るの面倒じゃない?」という気持ちが勝ったから。
■MISS②
昼飯を食べ終えて店の外にでると、ちゃんと予報通りに雨が降り始めていた。
段々雨足が強くなっている。
ちょうど近くに100均があったので傘を買うために寄った。
傘の値札を見る。
400円だ。
「思ったよりちょい高いし、なら濡れればいいか!」
200円か300円なら買ってた。
家に傘増えるのも嫌だしな!
■MISS③
雨足がさらに強まる。
もう僕ら以外に傘をさしてない人はいない。
アラサーがずぶ濡れになっている状況は、とても恥ずかしい。
なぜなら、「計画性のない大人です」
と周りに主張しているようなものだから。
ドジがかわいいと許される年齢には、制限がある。
だが、傘を100均で買わなかったから、
もうコンビニで傘を買えない。
間違いを認めたくない。
「あえて僕は濡れているんだ。」
そう思い込んで笑った。
ハイチュウを買ってコンビニを出た。
新しくなったハイチュウは、シャリシャリ食感が追加されてて美味しくなってた!!やったー!!
■ずぶ濡れのアラサー
こんなに濡れちゃってる//
本当に恥ずかしい大人達だ。
でも、一緒に濡れてた友人は「今日、全部正解だったな」と言って笑った。
確かに楽しい休日ではあった。
身体が濡れたかどうかなんて楽しさには、何の影響もしないってことだ。
全部正解だった、ミスなんてなかった、そう言って一緒に笑える友人がいてよかった。
(でも、こいつ雨男なんだよな。何笑ってんだ、謝罪しろよ。)
そうは言わない。
思ったことをすぐに口に出さない、なぜなら僕はいい年齢の大人だから。
一緒に笑ってくれる友人は大切にしよう。「楽しかったな、また!」
そう言って駅で解散した。