ナマスカール!ボンシャンカール!苗字でも使われる「シャンカール」は、サンスクリット「シャンカ 幸福を与える」が語源です。また、シヴァの別名「シャンカラ」は、「幸福を与える者」という意味です。シヴァだけでなくヒンドゥの神々は「サハスラナーマ (サハス=千の、ナーマ=名前)と呼ぶ別名をたくさん持っています。頭頂のチャクラ「サハスラーラ」は、千の花弁を持つ蓮で表されます。「サハス」1000は、たくさんのって意味もありそうですね。
さて、「偉大なシヴァの夜」のお便りでもお約束したとおり、今日は、私のバイラヴァ(兄神、恐ろしい者)シヴァにまつわるお話をいくつかシェアします。シヴァのガヤトリーマントラを聞きながら、シヴァの数ある別名の内のほんの少しについて熱くお伝えしたいと思います。
数年前の夏の朝、パンチャークシャラマントラを初めて聞いた甥っ子たちが、「ナマシヴァってなんだよ~!」とか大爆笑していて、私もツボってしまい、「生芝」とか思ったり、単に響きが面白かったのかと推測した。
姉への近況報告のために綴り始めたこのお便りも8年という月日が経ち、書き始めたあの頃は、デヴやピーターをはじめ、たくさんの人が読みたがったってのに、意を決して公開したら、あんま誰も読まないっていう。
チラ見せや、秘密めいてるのが人の興味をそそるのであって、ガン見せには興味ない、もしくは見てみたら大して面白くなかったとか、私の日記を読みたがった人たちは、私という現物と日記という現物に興味があっただけなのかもしれない。インターネット上では、私という現物は見えないから、興味をそそらないのかもしれない。知り合いに読まれるのは、少々恥ずかしいが、見知らぬ人になら、体験による知恵の共有として、どうせ公開してるなら読んでほしいという欲が出てきた。
さてさて、猛毒ハラーハラは、別名「カーラ クータ (黒い塊、時間のパズル)」とも呼ばれ、シヴァのサハスラナーマ、「ニーラカンタ 青い喉を持つ者」と「ヴィシャカンタ 喉に毒を持つ者」に深く関係しています。
怪しい毒が、子供たちに注入されようとしている昨今、この毒を止められるのは母親たちなんじゃないかなぁ。と思っている。消費を選択するのはシヴァにしかできないことだから、現代の母たちは拒否を選択してほしいなと。
ではでは、今回はこの辺で。次回のお便りは、不老不死の妙薬「アムリタ」をめぐるアスラ族と神々の攻防と、世界最大の平和的集会であり、巡礼者の集合「クンブ メーラ」についてお便りします。Stay tuned!