ヒマラヤ便り35号 色のお祭り Holi
ナマステ~!
今日は、ヒンドゥのお祭りホーリーです。ホーリーは、春の訪れを祝い、色粉や色水をかけあう楽しいお祭りです。私は、かけられないように、子供たちと目を合わせないようこっそり参加しました。天然資源の色水や色粉なら喜んでかけてもらうのですが、どうやら、最近は化学的な色粉や絵具を使っているのでね。
色のお祭り ホーリー
ホーリーは、ヒンドゥー教の暦においてディワリに次いで二番目に大きな祭りと考えられています。 ホーリー祭は色の祭りとしても知られています。
ほとんどの地域では、ホーリー祭は 2 日間にわたって行われます。
初日はジャラネワリ ホーリーとして知られ、ホーリーの焚き火が行われる日です。 この日はチョティ ホーリーおよびホーリーカ ダハンとしても知られています。 2日目はランワリ・ホーリーとして知られ、人々が色粉や色水で遊ぶ日です。 主要なホーリーデーであるランワリ ホーリーは、ドゥランディまたはドゥレンディ (धुलण्डी) としても知られています。
初日は日没後のライトホーリーカ ダハン ムフラット(吉祥時間)に、
かがり火が点火されます。
人々が色で遊ぶホーリーの日は、常にホーリーカ ダハンまたはホーリーの焚き火の翌日になります。
朝、人々はドライカラーとウェットカラーを使ってホーリーを祝います。 人々は、グラールとして知られる乾燥した色の粉末を使ってホーリーをすることを好みます。 しかし、ホーリー祭はウェットカラーなしでは不完全であると感じている人もいます。 ウェットカラーは顔に塗布され、ドライカラーパウダーに少量の水を混ぜて作られます。 より熱心な人は、ドライカラーのパウダーをバケツ一杯の水に混ぜて、全身をウェットカラーに浸します。
Day1 悪の女神 ホーリーカ
豊作祈願のお祭りとクリシュナ(ヴィシュヌの化身)の悪魔祓いの伝説が融合し現在の形となりました。色粉や色水をかけ合う由来は、カシミール地方の伝承で、この日に人家に押し入ってくる悪鬼ビシャーチャを追い払うため泥などを投げたのが始まりとされています。
ヒンドゥ暦ファルグン月のシュクラパクシャ満月(Purnima)の日没から始まり、2日間行われます。春の到来と冬の終わり、愛の開花を祝います。人と会い、遊び、笑い、忘れ、許し、壊れた関係を修復します。また、春の収穫期の始まりも祝います。
場所や宗派によってさまざまですが、伝統的ホーリーは、ホーリーカ ダハンの次の日に行います。ホーリーカ ダハンでは、悪の女神ホーリーカの神話にちなんだ焚火ホーリージャラナーを燃やし、悪霊を焼き、幸福を祈願します。
この神話から、ヴィシュヌ派は、ヴィシュヌとプラフラーダに敬意を表し、悪に対する善の勝利を祝います。
Day2 ホーリー
2日目に色水や色粉をかけあいます。季節の変わり目の春は、ウイルス性の風邪を引き起こすと考えられ、ガラル(サンゴと木)と呼ばれる色粉を祈りをこめて撒くことは医学的にも利点があります。アーユルヴェーダの医師は、ニーム(インドセンダン)、クムクマ(ターメリックに消石灰を加え粉末にした赤色の粉)、ターメリック(ウコン)、ビルヴァ(Baelベルノキ)、ブランシュ(炎の森と呼ばれるシャクナゲの赤い花弁の粉末)を推奨し、職人は、これら天然資源を乾燥粉末にして、多くの色を生産します。
ターメリックの黄色は子宮を、クムクマの赤は血を意味し、ウコンとクムクマの組み合わせは繁栄を意味します。
愛と欲望の神 カーマ
シヴァ派では、ホーリーは瞑想するシヴァと関連すると考え、重要視しています。
この神話から、ヴァサント パンチャミで春の訪れを祝い、その40日後のホーリーに春が満開になったことを祝います。
ヴァサント・パンチャミについては、ヒマラヤ便り44号でCheckItOut!
2023年は、ホーリーカダハンが3月7日(火)ホーリーが3月8日(水)です。2024年は、ホーリーカダハンが3月24日(日)ホーリー3月25日(月)、2025年は、3月13日(金)、3月14日(土)です!Don't miss it !
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