チベット便り011 壁の外
今日は気合を入れて、壁の外へ出る。娑婆の空気を吸いに行く。 リクシャとメトロを乗り継いで街へ繰り出す。 のっぴきならない事情でForeigner Regional Registration Office 外国人登録窓口に行かねばならない。手続きや対応が、ザ・インドと言う感じで 悪名高い施設らしい。気が乗らない。もう一回言う。気が乗らない。
壁の外にはオートリクシャ。リクシャの語源は日本の人力車って知ってた? 4車線の大きな道路を挟み、バス停とインディアンマーケットがあります。
リクシャの手配は、ホテルの人にお願いします。その方が安心。私のリクシャの運転うまいベスト3の内2人は、キャンプ内の旅行代理店の人がブッキングしてくれた人だ。街の駅のリクシャの方々は、騙したり、ぼったりする方が多くて、めんどくさい。うざいのとか、チャラいのとかいるので、活気はあるが寡黙で姿勢のいい健康そうな人を選ぶようにしている。まずは、見た目で判断。そういう人は、リクシャのメンテナンスもきちんとしている。そして、運転もうまい。
案の定、お役所はFがついてるだけあって、時間もかかり、うんざりした。時間潰しとイライラ納めに、周囲を散歩した。政府関連施設や官舎が併設していて、門には警備員がいる。内部は、国家犯罪記録局という施設があり、ライフルを持った特殊警察官が立っている。ピリピリした雰囲気に、そそくさとその場を離れようとしたら、発見。石を枕にしてるぅ。かわいい。とシャッターを切った。
その時、さっきのピリピリ特殊警察官が「レィディ!」と私に声をかけてきた。「やべっ。」と思ったら、「この区域は撮影禁止です。」と近づいてきた。「これ、ダメですか?」と画像を見せたら、ちょっと笑って許してくれた。犯罪者として記録されずに済んで良かった。
というわけで、内部機密画像独占公開。
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