マガジンのカバー画像

3rd season; ヒマラヤ便り

66
The diary of my cinematic ordinary life in northern India village.インドのお祭りや風習、日常。インドくるるん滞在…
運営しているクリエイター

#チャンドラ

ヒマラヤ便り61号 チャンドラヤーン3号

ナマステ~!インドの宇宙研究機関(ISRO)が開発した月探査機チャンドラヤーン3号が8月23日に無事に月の南極地点に着陸した今日この頃、いかがお過ごしですか?私は、数日後にプルニマを迎える明るいチャンドラを見ながら、あの辺にチャンドラヤーン3号がいるのかなぁと思いました。 チャンドラは月、ヤーンは乗り物を意味する何ともそのままのネーミングです。月面着陸に成功したのは、4カ国目(旧ソ連、米、中)となりますが、南極地点に着陸したのは世界初で、ナレンドラ・ジーは、宇宙ミッションの

ヒマラヤ便り43号 ヒンドゥの暦

ナマステ!ヒンドゥ暦は、太陰太陽暦で、伝統的な祭りや儀式の日取りを知るために重要な暦です。 スーリヤ シッダーンタ 太陽の論文 4世紀から5世紀の14章500シュローカ(韻文)から構成されるヒンドゥ天文学の論文であるスーリヤシッダーンタは、さまざまな惑星や恒星の直径に対する惑星や月の動きを計算し、さまざまな天体の軌道を計算するための規則が記述されている。ヤシの葉の写本が良く知られている。 複雑な概念が簡潔なシュローカ(韻文)の形式で韻を踏むことで叙情的に表現されている。

号外:速達便 ヒマラヤ便り。続、Mystery of 108(ヒマラヤ便り28号)

ヒマラヤ便り28号 The mystery of 108

ナマステ!ヘッダーの写真は、インドの山奥で修行を積んでた時に見た、いつかの満月。日記内の写真は全てヒマラヤで撮ったものです。さて、今夜は、ヒンドゥと仏教で重要視される108回の謎に迫ります。 と、大風呂敷を広げてみたものの、結論から言いますと、「結局なんだかわからねぇ。」けど、なんかすごい。108 times 。煩悩の数だという印象が一番でしたが、調べたけど「で?」でした。 カイラス山やチベット密教について興味を持つと、「108」にシヴァシヴァ出会います。悟りを開いて仏に

ヒマラヤ便り11号 潜入!女人禁制!火の祭り

女人禁制!満月の夜の秘祭 ヤグナに女の私くるちゃんがのこのこ行ってみた。 ナマステ! 村の青年ダベジーが、「今夜、ローカルのお祭りがあるから見においで。」   と誘ってくれたので、インド人女子のナヴィに一緒に行こうと言ったら、   「女は行っちゃ行けないお祭りだから私は行かない。」と断られた。     「一応私も女なんだけど、行っても大丈夫なのかな?」と聞くと、      「ダベが来ていいって言ったなら大丈夫なんじゃない?」ってことで、     村のイベント程度に思って、

ヒマラヤ便り8号 चंद्र チャンドラ 月

チャンドラは、私を「ジャパニ」と呼ぶ。間違っていないし、小学生の時、仲良くしていた朝鮮人のおばさんを、親しみを込めて「朝鮮のおばさん。」とか、「角のおばさん」と呼んでいた感覚と同じと思う。チャンドラが奥のキッチンに居て、近所の少女が店にいた時、恥ずかしそうに私の来店をチャンドラに知らせてくれた。チャンドラは、調理中で声が聞こえにくく、大きな声で「え?ジャパニか?」と言った。少女は、私の方を見て答えにくそうにしていたので、「はーい!ジャパニです。急いでないので大丈夫です!」と返