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もっと主観で生きて良いんだよ

私は、新卒で入社した会社で働いていたときに「自分の人生の舵を握れていない感覚」に気づいて、絶望して、苦しくて、どうやったら自分の人生を生きられるのかについてどっぷり悩み、考えた時期がありました。

20代前半のあの時の私は、今に比べたら思考も浅くスキルもなかったから、「大人たち」から見たら、バカな新卒だなと思われていたかもしれない。なんて浅はかで、なんて傲慢なんだろうと。(職場の人たちはみんな素敵な人たちばかりだったので、そんなことを思っていた人はいないと思うけれど、そう思われても仕方がないくらい無鉄砲だったと思います)

でもね、それで良かったなって。

あの時、自分の心を信じて行動に移して、本当に良かったと今も思います。

当時の私には、まさか子連れで大学院に留学するためにニューヨークへ行ったり、シンガポールに移住して、自分で仕事をしている未来なんて、到底見えていませんでした。ただただ、自分の人生が自分のものではないような感覚に怯え、絶望し、途方に暮れていた若者でした。

そんな私が、こうして人生を謳歌し、愛し、慈しんで生きられるようになったのも、自分に対する慈しみを意識してからでした。


最初の一歩は「自分を信じてあげる」ことだった

「自分を信じて」なんて陳腐な言葉に聞こえるかもしれないけれど、全ての始まりは「自分を信じる」と決めることからだったように思います。

自分のことを信じてあげられていない・自分の感性を大切にできていなかったことが露呈したのは、私の場合は「自分の人生の舵を握れていない新卒生活」でした。

最初は、自分の就活の軸(大企業・グローバル・女性も対等で働きやすい環境)が、実は自分の軸ではなく、社会が「それが良いよね」と言っているものだと気づいたことがきっかけでした。

そこから、私は「親に褒めてもらいたい」自分に気づき、「人に受け入れてもらいたい・褒めてもらいたい」自分に気づきました。

人に褒めてもらうということは、自分が何かの指標で優れていたり優っていなければいけないという幼少期からの思い込みによって、私は無意識のうちに他者と競争した気持ちになっていたし、実際心の中で競争をして勝ち負けで一喜一憂したりもしていました。

全部、外側の指標(学力・部活動の成績・可愛さ・就活の成功・仕事の成績 等)で自分も他人も測っていたなぁと。

そして、自分にとって重要だと思っていた外側の指標に合わせて生きようとしたら、いつの間にか自分の人生迷子になっていた。

何が好きで
何が嫌いで
何が食べたくて
何がしたくて
何が美しく思えて
何が嬉しいのか

日常の中のちょっとした質問にも答えられなくなっていたことに気づきました。そんな自分が、人生の舵を握れるわけなんてないのに。だって、行き先はもとより、船自体のことがわかっていないんだもの。

SNSの時代と「それっぽい批判」の魅力

今のSNS時代、誰もが発信者になれる世界では、批判的な意見がやたらとカッコよく見えてしまいます。何かを否定する人、鋭い切り口で批評する人が「賢い人」「洞察力がある人」として称賛される風潮があります。

「それっぽい批判」

たとえば、「○○さんの意見は感情論であって論理的ではない」「それ、ソースは?」「エビデンスがない意見に価値はない」といった批判的コメント。ちょっと前に流行った、「それ、あなたの感想ですよね」「それって、データあるんですか?」という返しは、相手の主観を一蹴する強力な武器として使われています。

「それっぽい批判」は簡単です。何かを全力で肯定するよりも、「でも」「しかし」と続ける方が知的に見えるから、【相手に勝ちたい(賢くみせたい)】人にとっては、使える言い回しになりがち。

でもその結果、私たちは自分の純粋な気持ちよりも、他者からどう見られるかを優先して言葉を選び始め、他者との協働や協業ではなく、相手にどうやって勝つかを重要視し始める。

そうすると、ほら。

自分の純粋な気持ちや情熱を無視して、「他者から見られた自分」をつくっていく。

主観という宝物

これに気づいてからは、意図的に「自分を大切にすること」を日々の中に入れていきました。それが、今の自分に対する慈しみを送る習慣の始まりだったなぁと感じます。(10年以上経って、コンパッションを体系だって理解できて全部が繋がった感覚があります)

心から「美しい」と感じた景色。 「美味しい」と思ったその料理。 「面白い」と夢中になった本や映画。

「これをやりたい」と思う気持ち。「ここに情熱があるんだ」と密かに燃やす心。

それらはすべて、「主観」という宝物であり、自分が自分である証拠。一番大切にするべき、「自分」が存在することに気づく大切なもの。

そして、その主観は年を経る中で変化しても良いんです。
いつまでも拙い自分を直視し、変わっていく過程でときに恥ずかしさを感じながらも学んでいくものだと思います。(成人発達理論)

主観を大切にして生きることは、決して「自己中心的」なことではなく、むしろ自分自身に対する誠実さなのだと思います。

一人ひとりの想いを大事にしたい

現在、新メンバー募集中のNotable_は、セルフリーダーシップを育むサードプレイスとして誕生しました。

セルフリーダーシップとは、自分で自分の人生をリードしていくこと。それは、他者の評価軸ではなく、自分の内側にある羅針盤で歩むことに他なりません。

「何を感じているのか」
「何を描きたいのか」
「何をしていきたいのか」

これらの問いに正直に向き合い、その答えを大切にしながら、それを叶える行動をしていく。これが、本当の意味での自分らしさへの道だと思います。

Notable_は、「頑張る女性を一人にしない」ということをテーマの一つにしています。オンラインでも、みんなそれぞれの人生の中で、少しずつ自分のために行動を重ねられる。そんな場所です。

3月9日までの期間限定メンバー募集

ぜひ、少しでも興味がある女性の方はこの機会にぜひご入会ください。
素敵なメンバーが出迎えてくれますよ。

最後に、現メンバーの声を集めましたので、ぜひ覗いてもらえたら嬉しいです。


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